こんばんはタラスキンボンカースです。
先週は、伊豆半島を北北西へまっすぐ走り『フォッサマグナ』をたどる旅に出かけました。
『フォッサマグナ』というのは太古の昔、日本列島の中央部分に存在した巨大な溝(海峡)のことです。(Fossa magnaはラテン語で”大きい溝”の意味)
『フォッサマグナ』の位置関係とサイズ感がどのようなものなのかというと、溝の西側の淵が新潟県糸魚川市~静岡県静岡市を結ぶ線上に、東側の淵は新潟県柏崎市~千葉県九十九里海岸付近(こちらは諸説ありではっきりしない)を結ぶ線上にあり、つまり幅150キロほどの海峡ということになる。
日本列島を衛星写真でよく見ると、何となくその淵を感じ取ることができる。
何となく感じ取ったその淵をたどって、到着したのは糸魚川市『ヒスイ海岸』でした。
糸魚川市はヒスイで有名な場所です。それは、産出ということだけでなく、より最も古くから(世界最古)ヒスイが加工されてきた土地という意味でもあります。
糸魚川市から日本海に流れ込む『姫川』の支流に当たる『小滝川』にはヒスイの鉱脈があり、『姫川』が流れ込む海岸一帯でヒスイが見つかるというわけ。
(小滝川でのヒスイ採取は禁止されていますが、海岸のヒスイは拾ってもいい)
『ヒスイ海岸』の浜に降りたら、色とりどりの玉じゃりがびっしりでした。
事前に『ヒスイ』とはどんなものなのか調べておくべきだった。
どれがヒスイなのか、全然わからない。
のだけれど、とにかくどれもきれいなので、見た目の好きな石コロをいくつか拾った。
こうして、気づけば1時間が過ぎていました。
『フォッサマグナミュージアム』。
『フォッサマグナミュージアム』は、地図を眺めては、ずっと行きたいと思っていた場所。
展示は、博物館ではなくてミュージアムとなっている通り、『フォッサマグナ』の成り立ち等については見て触って楽しい展示となっており、『フォッサマグナ』によって生成された鉱物や岩石または化石の標本展示が充実している。
『三葉虫』は行列でカワイイ。
溝の淵をたどってやってきた、大地のロマンを感じる旅なのでした。