2011/02/27

春の畑で

こんにちはtarasukinです。
 
朝、裏の畑の”おばさん”が、「おーい。」とよぶ。
bonkersが出てゆくと、
「野菜を採りにおいでー。」
と、いうことでふたりで、カゴを持って畑へ行きます。
 
「キャベツの苗を植えたいから、抜いちゃう。」 
と言うことで、まだまだ元気なカキナ・春菊を
僕たちが次々と引っこ抜いてゆく、その後から、
”おばさん”がどんどん土を耕してゆきます。
 
畑はポカポカと暖かくて、ウグイスが鳴いています。
 
あっという間に、僕たちの持っていった二つのカゴが
野菜でいっぱいになります。
「春菊は、マーガレットみたいに黄色い花が咲く」
と聞いて、いくつかは僕たちの庭に移植することに。
食べたいときに摘んで食べられるし、花壇のかわり
食べきれないカキナも、根っこごと庭に植えます。
 
僕たちの庭に、にわかに小さな畑が出来上がります。
カキナ・春菊・ホウレンソウ・レタス・・・。
いっぱい・・・。
それで春のサラダ。
 
摘み取った野菜たちは、放っておくと
しおれてしまうので、たっぷりの水で洗ったら直ぐに
ビニールバックに入れて保存します。
 
冷蔵庫に入りきらない、とれたての野菜は、
さっそく、山盛りのサラダにして頂きましょう。
 
オリーブオイル・お酢・塩・コショウ・しょうゆを
シャカシャカ混ぜたドレッシングを、たっぷりかけて。
キイロの菜の花をちらしたら、出来上がり。
 
「いただきまーす。」

2011/02/26

夜桜

こんにちはtarasukinです。
 
きのう出来上がった、『ハギレのブランケット』春物。
春らしく、かろやかな仕上がりです。
ひとつひとつのハギレは、どれも高価な海外の布地。
小さなキレハシですが、それぞれが個性的です。
 
そんな小さなハギレを繋ぎ合わせた、小さめのブランケット。
はしっこには、布地の横糸を一本一本引きぬいてつくった
フサフサのフリンジつきです。
 
春のCIBONEで。
こちらは、『ハギレのブランケット』冬物。
 
昼間はポカポカでも、夜は少し冷える、こんな時期は
冬物のブランケットも、まだまだ手放せません。
 
こちらも、海外の高級な布地。
おもに椅子やソファの張り地になるような、ベルベットや
ゴブラン織りのような、厚手のものを選んで作っています。
 
はじっこには、かわいいボンボン付き。  
出来上がった『ハギレのブランケット』たちは、
箱に詰めて、車で30分ほどの出荷場所から
東京行きの最終便に乗せます。
 「いっておいで。」
 
少しほっとしたボクタチは、家までの帰り道
小さな”お菓子”を買って、ムシャムシャ食べながら
「おつかれさま。」とお互いの労をねぎらう。
 
すっかり日もくれたころ、通りがかった河原には、
いつのまにか満開になったカワヅザクラが、
ぼんやりと明かりに照らされていました。
 
いつの間にか、春だねぇ・・・。

2011/02/23

朝の散歩

おはようございますtarasukinです。
 
バス停。
僕たちの家にバスで来るなら、このバス停で降ります。
国道わきの木々の中にぽつんと、待合があります。
バスは1時間に一本、有るか無いか・・・。
 
だから、どのバス停にも、ちゃんと待合があって、
中には、ベンチや椅子なんかが置いてあります。
ポカポカと朝の木洩れ日の中、木々の向こうには海が。
本でも読みながら、ゆっくりバスを待っていられそうです。 
浜辺。
 
少しずつですが、やっと春がやってきたのに、
体がなかなか目を覚まさないので、朝の散歩。
 
庭を一周した後、一気に浜辺まで降りて行きます。
集落の中では、おじさんが日向ぼっこをしています。
「おぉ。マラソンかい?」
 
浜辺の砂の上をちょっと走って、貝拾い・・・。
浜辺の一番はじっこから、国道に出ます。
国道は、ぐんぐん山を登りながら集落を
ぐるりと回って、僕たちの家の裏の方へ向かいます。
ほとんど車の通らない、良く陽のあたる国道です。
国道の周りの景色は、海や山です。
 
途中、2つある橋の上は、爽快な眺めです。
空は真っ青で、海はキラキラ光っています。
寒かった朝を忘れるほど、ポカポカの体になって、
さっきのバス停にたどり着きます。
バス停から細い小道を下ってゆくと、僕たちの家。
 
家を出てから40分。程よい朝のお散歩です。

2011/02/21

イソノモノ

こんばんはtarasukinです。
 
今朝、寝坊していると、
「おはよう。」
って、裏の畑の”おばさん”のこえがしました。
 のこのこ出てゆくと、玄関前の小さなベンチの上に、
贈り物用の、ビールの箱が置いてあった。
 
見回すと、”おばさん”は菜の花畑の中。
「おばさーん。おはようございます。」
 
おばさんの家では、ビールを飲む人がいないので、
頂いたやつを、僕たちに持ってきてくれたのだそう。
 
「畑に上がってきたついでだから、いいんだよぉ。」
って”おばさん”はいうけれど、
缶ビールが12本入った箱は、ずいぶんと重たかった。
 
「寝坊していたから、出て行かれなくてごめんなさい。」
 
お昼まえ、ミシンでガガガ・・・・とやっていると、
再び”おばさん”の声がします。
「ブロッコリー摘んで食べなー。」って。
 
一番芽の収穫をおえたブロッコリーは、わきから
次々と子供が出てくるのです。
摘んでも摘んでも次々と。
「また出てくるから、全部摘んじゃって。」
 
畑に抱えていったカゴが、みるみる
ブロッコリーと春菊とカキナで、山盛りになりました。
 
それにしても、青々としてフサフサの春菊!
こちらは、イソノモノ。
 
夕方、近所の民宿の”おねえさん”から電話があって、
「イソノモノがあるから、とりに来ない?」って。
 
bonkersが鍋を抱えていただいてきた物は、
フジツボ・カメノテ・なにやら巻貝が入った、お味噌汁。
このあたりの地域では、これらをひっくるめて
「磯の物」って呼ぶのだそうです。
 
「出汁だけれど、食べてもおいしい」ということで、
夕食につっついて、身をほじくってみたり・・・。
  
海辺の春が香る一品。

2011/02/18

麻ロープ

こんにちはtarasukinです。
 
サイザル麻のロープ。
(サイザルは麻ではなくて、リュウゼツランの仲間。)
 
「ツナヒキ」にも使う、3本撚りのサイザル麻のロープは
トラックの後ろで、荷物をグルグルしばったり、
木の枝からつるして、ブランコにもしたり。
 
しっかり堅くて、伸びません。
そして何より、自然素材のやさしい風合い。
そんな、サイザル麻のロープを束ねて作ったホウキ。
『流木と汎用ロープのホウキ』
 
浜辺に打ち上げられた流木は、砂に洗われてスベスベ。
スベスベの流木はホウキの柄に。
 
流木と、サイザル麻ロープで作ったホウキで、
デスクのまわりを、ちょこっと掃除。
浜に打ち上げられた流木・船か家屋の残骸。
 
ゴロゴロと、大きな石ころの海岸には、
いつも、いつも、強い波が打ち付けます。
そんな浜辺には、大きな丸太や木の根っこ。
そして、遠く海の向こうからやってきた、
船か家屋の残骸が。
 
錆びた釘や金具が付いたままの、家屋の残骸。
ペンキや文字がかすかに残る、船の残骸。
 
長い時間、波にもまれてたどり着いた
船の残骸で作った、ろうそくたてです。
『船の残骸で作ったろうそくたて』
 
波にもまれてプカプカやって来た、船か家屋の残骸。
その長い漂流の物語に、想いが広がります。
 
どちらも今日出来上がったモノタチ。
国立新美術館「スーベニアフロムトーキョー」で。

2011/02/17

それぞれに

こんにちはtarasukinです。
 
伊豆半島の西海岸、戸田(へだ)の入り江から見る、
まっしろな富士山です。
 
伊豆半島の東・南・西には、それぞれ
異なった表情の海が広がっています。
 
ヤシの木が風に揺れる東海岸は、手近なリゾート。
海の向こうには、東京や横浜。そして伊豆大島が
思いのほか近くに感じられます。
 
一方、伊豆半島の先っぽの南海岸は、伊豆七島を
点々と眺められる、果てしなく広くて青い海。
先っぽらしく、草木の様子もどこか南国の気配です。
 
そして西海岸は、富士山が美しい日本の海。
のんびりと静かな海岸では、松の木々が砂浜に
やさしい影と、松ボックリを落としています。
 
それぞれに気持ちのよい、伊豆の海です。
 
ちなみに僕たちが住んでいるのは、
わりあい”先っぽ”のほうです。

2011/02/12

竹のトンネル

こんにちはtarasukinです。
 
座ったままの作業が長く続いたので、
足がウズウズしています。
 
きょうは、探検に行きましょう。
作業の後なので、少し夕方ですが・・・・。
 
川の支流に沿って歩いてゆくと、
かわいいトンネルがありました。
竹で出来たトンネル。
 
トンネルを抜けると、川辺に出ます。
飛び石を渡って、小道は続きます。
 
どこへ行くのだろう・・・・。 
背の高い竹と、木に囲まれた小川。
 
初めて歩く小道には、いくつもの発見があります。
その先には何があるのか、いつもドキドキします。
 突然、大きな水鳥が、飛び立ったりもします。
 
ジャングルクルーズのようで、ちょっとした冒険です。
ドキドキ・・・。

2011/02/09

塩はフライパンに

こんにちはtarasukinです。
 
朝食に目玉焼き。
重くて厚い、鉄のフライパンでジーッと焼きましょう。
 
フライパンを強火にかけて、よーく熱くします。
オリーブオイルを回しかけ、そこに塩とコショウを振ります。
 
そして、タマゴを割りいれましょう。パカリッ。
フタをして、強火のままジーッと焼くと、
カリカリと香ばしい目玉焼きの出来上がりです。
 
目玉焼きや野菜、肉をジーッと焼くときは、
フライパンに塩とコショウを振ると、
なぜか香ばしく焼きあがるのです。
カブ。
 
カブの葉っぱは、とってもおいしい青菜です。
(ダイコンの葉っぱも、おいしいけれど)
よい香りと、甘みがあって、小松菜のようです。
 
カブの葉っぱを、ニンニクといっしょに焼いて食べましょう。
よーく熱したフライパンに、オリーブオイル、塩とコショウ、
そして、ぺシャッと潰したニンニクを入れます。
強火でジーッ。
 
カブの葉っぱを、フライパンに束ねて入れましょう。
炒めるのではなくて、焼きます。ジーッ。
しばらくしたら、束ごとひっくり返して、ジーッ。
炒めるのではないので、いじらずに放っておきましょう。
香ばしく焼けたら、できあがり。
 
そしてカブは、空焼きにしましょう。
 
ふたつに切ったカブの切り口を下にして、
塩をパラパラ振ったフライパンに並べます。 (オイルは入れない)

フタをして強火にかけます。ゴーッ。
 しばらく放っておく・・・・。
 
程よく焦げたら、できあがり。
お皿に移してから、オリーブオイルをかけましょう。
 
おどろくほど、甘くて濃厚な味わい!!
ぜひ。

2011/02/08

庭の桜

こんばんはtarasukinです。
 
毎日bonnkersが観察していた、庭に植えた河津桜。
今日、とうとう花が開きました。
 
2009年の春に、近所の民宿の”おねえさん”が
「あなた達の庭、日当たりがいいから、咲くかも。」
って、くれたやつ。
 
植木鉢に植わっていて、年齢のわりには小さな木で、
「今まで、一度も咲いたことがない。」
と言うことだったので、
この木にとって、初めて咲く花なのです。
 
僕たちの庭の土が、気に入ったのでしょうか。
 
おめでとう。

2011/02/07

しあわせな味

こんにちはtarasukinです。
 
あっ・・・。パンがない・・・。
そんな朝には、パンケーキを焼きましょう。
 
まず、フライパンを弱火にかけて・・・。
 
小麦粉をボールに、サササ・・・。(2カップくらい)
お砂糖も、サササ・・・。(1/2カップくらい)
ベーキングパウダーを、ポチッと。(一つまみ)
タマゴを、パカリッ。(1コ)
牛乳を、ジャーッ。(2カップくらい)
あと、バニラやシナモン、塩、ナツメグなど。
 
全部を、シャシャシャ・・・と、軽くかき混ぜます。
かなりサラサラです。
(小麦粉と牛乳が同量なのがポイント。)
 
フライパンにバターを落して、生地を流します。
表面がぷつぷつしてきたらひっくり返して、
こんがり焼けたら、できあがり。
(焼いている間にボールを洗って、サラダを作る。)
 
10分くらいで、全部出来ます。
モチモチしていて、
ホットケーキとクレープの中間くらいのパンケーキ。
バターやハチミツで頂きましょう。
田舎寿し。
 
買出しに行く直売所では、
野菜だけではなくて、地場の産品が
販売されています。
 
地元の人の作る、ウメボシや漬物、パンやクッキー。
産みたてタマゴにお惣菜。そして、こんなお寿司も。
 
「田舎寿し」って書いてあるパックには、6個のお寿司。
厚焼きタマゴ、甘いシイタケ、いなり寿司、サンマ寿司、
マグロのおぼろ、野菜の太巻き。全部で420円。
 
どれも手づくりの、なんともやさしい味。
作っている人の、やさしい表情が感じられるような、
まさに、田舎の温かさなのです。
 
モグモグ・・・・・・。なぜか、しあわせ・・・。

2011/02/04

わさび

オニワーソト!!フクワーウチ!!
 
おはようございます。tarasukinです。
マメ、撒きましたか?
 
マメ撒きの仕方にも、いろいろあると思いますが、
僕たちは、夜に家中の窓からマメを撒きました。
家中の窓・・・。
 家中の窓は、全部で15箇所ありました。そして、
最後に玄関から撒きます。
 オニワーソト・・・・。フクワーウチ!!
 
「オニワーソト!」僕はパラパラと、マメを撒きます。
「フクワーウチ。」と言いながら、
bonkersはマメを2つぶ、床の上に並べています。
「後で拾うの楽じゃない?」・・・・。
 
節分を迎えると、春がひと足ちかづく気配。
ピンクのつぼみは、僕たちの庭の河津桜です。
河津桜が満開になるのは、2月下旬。
もう直ぐです。 
野菜・・・。わさび。
 
僕たちの住んでいる地域では、わさびがよく
出回っています。
山の中では、わさびを作っている「わさび沢」を
良く見かけます。
 
小さなわさびは、野菜として食べるようです。
葉っぱと茎は、佃煮に。
丸ごと刻んでダイコンサラダに。
 もちろん、下ろしたわさびは、カマボコと一緒に。
 
・・・・キーッ!
さすがに下ろしたては、目がくらむ辛さです!

2011/02/03

お休みだもの

こんにちはtarasukinです。
 
年末から作っていた色々が、一段落したので、
2月1日は、お休みの日です。
 
とはいえ6時30分から、毎月1日の集落の掃除・・・。
おかげで、朝早くからドライブに出かけられます。
今日は、伊豆半島の真ん中を走ってゆくことにします。
 
途中の和菓子屋さんで買いぐい。
今日はたしいお休みだから!
ドライチェリーの乗っかった、アーモンドタルト!
 
アーモンドタルトと、クリームサンド、
とれたてのポンカンを、ムシャムシャほおばりながら、
車はどんどん山を登ってゆきます。
 
グルグルと2週回るループ橋をのぼると、
いっきに標高が高くなって、いよいよ「天城越え」です。
 
 最高地点でトンネルをくぐると、天城峠を越えるのです。
「あまぎ~ご~え~・・・・。」
峠の空気はヒンヤリ。
 
天城峠には、延々と遊歩道が整備されています。
『伊豆の踊り子』が歩いて通った、旧天城峠です。
 
林の中の小道は、空気がシンシンと冴え渡って。
ワサビが育つ沢には、厚く張った氷。
 
のってみる・・・・つるりっ。
伊豆半島の真ん中を、どんどん北へ向かうと、修善寺。
 
さらに行くと、三島市です。
三島といえば三嶋大社。
お参りをして、おみくじを引いて、鹿にエサをやります。
 
少し散歩。三島の町は、程よく古く活気があります。
ときおり、建物のうしろに真っしろな富士山がちらちら。
程よく日が暮れ始めたところで、夕ごはん。
三島といえば”桜屋”。
 
僕はうなぎが好き。
桜屋のうなぎは、香ばしくてとてもおいしい。
うなぎが、ご飯の中にも”二段”に入っています。二匹!
 
今日は、たのしいお休みだもの!  
しあわせ・・・。