2021/08/25

DYEING series

こんにちはタラスキンボンカースです。

今年の夏は雨が続いていますが、ほんの一瞬、空が晴れた。

青空ありがたい。
「お~い。」

と、裏の畑で”おばさん”が呼んでいる。

「雨ばっかりだから、全然畑に来られなかった。」

と言いつつ、ショウガとネギを引っこ抜いてくれました。

”おばさん”のくれるショウガはみずみずしくて柔らかい。
洗ってホリホリとかじると、夏の暑さも忘れるほど爽快な味がした。
でも暑い。

そんな暑苦しい中、大鍋にお湯をがんがんと沸かしている。

沸かしたお湯で染料を作って、帆布のバッグを沈める。

生成の帆布で作ったバッグをひとつひとつ染めます。

染める色は、伊豆の風景の中にある色。

たとえば、波に濡れた浜辺の石ころの色・剥げかかった番屋のペンキの色・使い込まれた漁船の帆の色・誰にも採られず熟れた山の柿の色・・・・。

無骨でありつつ、たおやかな表情を持った特別感のあるバッグが出来上がります。

2021/08/24

ザーッと降って虹

こんにちはタラスキンボンカースです。

晩夏の昼下がり。
ザーッと降って、虹!

2021/08/19

探検トンネル

こんにちはタラスキンボンカースです。

シダの生い茂る谷に、ぽっかりと口を開けたトンネル。
いったいどこへ続くのか・・・。

伊豆半島の先端では、日常生活のあこちに、こんな『探検心』をくすぐるような風景がたくさんあります。

こういう風景は、伊豆半島がもともと火山島で地質と地形が独特であること、半島のかなり先端部なのでプリミティヴな雰囲気が今も保たれていること、そして気候が温暖で植生がジャングルチックなこと、などが重なって出来上がっているものと思われる。

なんとも雰囲気のあるトンネルなのですが、意外と日常的に通行する場所。
(ちなみに、通り抜けるとその先には白い砂浜がある)

毎日が探検みたいで楽しい。

2021/08/06

ニホンミツバチの家

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、海辺を散歩していたらヤブの中に小さな巣箱が設置してあるのを見つけた。

やや古びた木材で作ってあって、幅は30センチくらい、奥行が40センチくらい、高さは50センチくらい。

雨をしのげるように屋根もついている。
緑に囲まれて、住み心地がよさそうだ。
ビィ~~~~。ビィ~~~~。

住み心地がよさそうな巣箱には『ニホンミツバチ』の一家が暮らしていました。

『ニホンミツバチ』は、日本に生息している在来種の野生ミツバチで、養蜂のために飼育される『セイヨウミツバチ』よりも体が小さくて黒っぽい色をしている。

世の中に流通している「はちみつ」のほとんどは飼育された『セイヨウミツバチ』のもので、『セイヨウミツバチ』は季節の花ごとに大量に蜜を集めるので『セイヨウミツバチ』の「はちみつ」は、「アカシアはちみつ」とか「レンゲはちみつ」といった種類がある。

いっぽう、野生の『ニホンミツバチ』は、1年をかけて少しずつ蜜を集めるので、『ニホンミツバチ』の「はちみつ」は、「百花はちみつ」と呼ばれ、その蜜の味は1年間に咲く花の、いろいろな香りが含まれた複雑な味わいがする

野生なので、人の思うように飼育することが出来るわけではなく、こうして住み心地のよさそうな巣箱を『ニホンミツバチ』が好きそうな場所に設置して、気に入って住み着いてくれるのを気長に待つのです。

どおりで、住み心地がよさそうなわけだ。

ちなみに、ひとつの巣には女王バチとその娘たちが暮らしています。