2011/06/30

程よく柔らか

こんにちはtarasukinです。

この日出来上ったのは『ミシン刺繍の鍋つかみ』

何層も重ねた布地を、古いアメリカのキルト地と
木綿布で挟み込んで、程よくやわらかな手触りに
仕上げた鍋つかみです。

世界中で作られた、さまざまな用途の美しい布地
のハギレを、ところどころに縫いつけています。
くるりとひっくり返す。

ぷっくり柔らかな、何層もの布地を、
ミシンで気ままにステッチします。ガガガ・・・。

ミシンの上で、鍋つかみがグルグルと回って、
次々と絵柄が出来上ってゆきます。

四角や丸やギザギザや波々や・・・。
こういうのは、bonkersがとても得意。

ぷっくり柔らかな『ミシン刺繍の鍋つかみ』は、
CIBONE」で。ぜひ!

2011/06/28

旬のジャガイモ

こんにちはtarasukinです。

ジャガイモ!
先日、僕たちの家の裏の畑の”おばさん”から
「ジャガイモいるかい?」って電話があって
”おばさん”の家にジャガイモをもらいに行った。

ジャガイモの季節ってあまり気にしたことが
無かったけれど、新ジャガの季節を経て今が旬。

「あんたたちに大きいの選んでおいたけど、
食べるなら、みんな持っていきな。」って
2つの袋いっぱいのジャガイモをくれました。

食べても食べても減ってゆかないジャガイモ!
わーい!僕たちはジャガイモ大好き!
暑ーいこの季節、つめたーく冷やした
ジャガイモのスープを頂きましょう!

とても簡単な方法で・・・。
タワシでゴシゴシ洗って、皮ごと小さくきった
ジャガイモと、タマネギ、インゲンまめを、
ひたひたの水で、水分が減るまで茹でます。

そこに、ゆで鶏を作ってできたチキンスープ
を注いで、ひと煮立ちさせたら、少し冷まして
ミキサーでガー・・・・・!(熱いときけん!)
冷たいジャガイモのポタージュ。

塩とコショウ、ナツメグ少しと、たっぷりの牛乳で
味を調えて仕上げます。

黒コショウと、山で採れたサンショウの実を散らして
出来上り。サンショウの実の清涼感がすばらしい!!

2011/06/27

遠くの海から

こんにちはtarasukinです。

僕たちの家の周りには、いくつもの浜辺があります。
白い砂の浜辺、砂利と貝殻の浜辺、石ころの浜辺。

永い月日を経て、遠くの海からやってくる流木。
流木はどこの浜辺にでもあるわけではなくて、
必ず決まった浜辺にだけ打ち上げられています。

潮と太陽に晒されて、そして波と砂にもまれた木肌は、
すっかり色が抜けて、すべすべになっています。

それは、人の手では作ることのできない滑らかさ。
僕はこの、木ではないような滑らかな肌触りが大好き。

そんな流木の板や木材を切出して作った
『船の残骸のカガミ』

国立新美術館「スーベニアフロムトーキョー」で、ぜひ。

2011/06/23

小枝から型をとって作ったろうそく

こんにちはtarasukinです。

先日、にわの草木で色を染めていたタコ糸

そのいろいろな色のタコ糸を、芯にして出来上ったのは、
『小枝から型をとって作ったろうそく』

サクラやマサキ、クヌギやヤシャブシ・・・。
庭に生えている木の枝を、そのまま型にとって作った、
「枝」のカタチのろうそくです。

ミツロウを溶かし込んだろうそくは、やさしい色です。
草木染をした芯の色も、うっすらと透けて見えます。 『小枝から型をとって作ったろうそく』は、
ひとつひとつが少しずつ、ちがう色とカタチです。

それは、ひとつひとつが手作りだから。

週末の夕食、テーブルの真ん中に、そっと灯をともします。

楽しい会話に時が流れて、ワインのボトルが空になるころ
テーブルの上のろうそくは、短くなっても、枝のカタチ。
最後の最後まで、ずっと、枝のままです。

2011/06/21

流木と汎用ロープのホウキ

こんにちはtarasukinです。

シャキシャキ・・・・・シャキシャキ・・・・。
ハサミで切っているのは、麻のロープです。

トラックの積荷を縛ったりするのに使う、麻のロープ。
三つ撚りの麻のロープをばらばらにして、
一本一本の麻の繊維を、櫛といてサラサラにします。

その毛先を、ハサミで丁寧に刈り込むと・・・。 出来上ったのは、『流木と汎用ロープのホウキ』

浜辺で見つけてきた、小枝の流木は、砂と波に洗われて
すべすべの手触り。すべすべ・・・。
人の手では作ることのできない、個性的なカタチをした
すべすべの流木に、バラバラにほぐした色々なロープを、
ぎゅっと締め付けて作った、小さなホウキです。

ごくありふれた汎用的なロープも、バラバラにほぐして
サラサラにすると、こんなにキレイ。 長い柄の『流木と汎用ロープのホウキ』は
玄関のタタキを、ちょこっと掃除するのにべんり。

2011/06/17

駅弁

こんにちはtarasukinです。

伊東の駅弁。

東京駅を出発して、熱海、そして伊東へ行く
「東海道本線」と「伊東線」。

楽しげな行楽列車が、昭和の香り懐かしい
温泉街の駅を、ガタゴト通ってゆきます。

そんな駅の風景に欠かせないものが「駅弁」。

「駅弁」は、行楽列車の中で食べるだけではなく
楽しい街歩きのお昼ご飯に食べても、良いのです。

伊東駅の駅弁は伊東市街にある、「祇園」という
お弁当屋さんが作っています。

店先でも売っている駅弁を買って食べましょう。 「いなり寿し」

ギューッと小さな折に詰まっている「いなり寿し」は
このお店の看板商品。
甘くて香ばしくて、素朴で優しいおいしさ!

モグモグ・・・。
「ぼんかま(上ちらし寿し)」

パカッ!わーっ。ものすごくかわいらしい!

酢〆の鯛が3枚、キラキラとピンクに光っています!
ひとつひとつ丁寧に作られた具がたっぷりです。

そして鯛おぼろが敷詰められた「五目ちらし寿し」も。

モグモグ・・モグモグ・・・。

どのお弁当も、心のこもった手作りのおいしさです。

旅先のおいしいお昼ごはんに、その土地の駅弁。
意外とお勧めの楽しみ方です。

2011/06/11

アマヤドリ

こんにちはtarasukinです。

ザー・・・・・・・・・。今日は雨降り。
窓の外は霧が掛かったように真っ白です。

風も強くなってきました。
横向きに雨が降りかかってきます。

ザー・・・・・・。風に吹き飛ばされるようにやって来たコトリ。

僕たちの家のベランダで雨宿りです。

風に吹かれてボサボサになった頭の羽を見ると、
どうやら、この春うまれたコドモのようです。
雨と風に吹かれながら、一生懸命しがみついてる。

ヨタヨタと、あどけない仕草がなんともかわいい・・・。

2011/06/10

もうすぐ夏

こんにちはtarasukinです。

チャパ・・・チャパ・・・。いろんな色のシーカヤック。

高台にある僕たちの家から見える、静かな入り江が、
にわかに、にぎやかになる季節がやってきました。
アヒルの親子のようにチャパチャパ水をかいて進むのは、
赤や黄色、青や緑の色鮮やかな、シーカヤック。

楽しそうな笑い声と、オールが水を打つパチャパチャ・・・
という水音が、いつもは静かな入り江に響いています。

もうすぐ夏が来る予感です。
夏がきたら、このバッグを持ってお出かけしましょう!

背負籠の肩紐バッグ

背負籠の肩紐に使われている、色とりどりの連尺紐と、
野菜や蜜柑などの、農作物を入れる網でできています。

こちらも、赤や黄色、青や緑の網が勢ぞろいです。
網だから風通しもよく、涼しげ。夏のお出かけに、ぜひ!

2011/06/04

ロウソクの芯

こんにちはtarasukinです。

木綿のタコ糸。
これで凧を揚げたりはしないのだけれど、
いろいろ便利に使う、僕たちの好きな素材です。
しばったり、結んだり、ぐるぐる巻いたり・・・。

三つ撚りのタコ糸をバラすと、細い3本の糸が採れます。
その細い糸を、庭で刈り取った草木で染めます。

グツグツ・・・。グツグツ煮だしているのは、センダングサです。

庭のあちこちに、勝手に生えてくるセンダングサは、
黄色い花のあとに、イガイガの種をたくさんつけて、
庭を歩く僕たちの体中にひっつく、厄介な雑草です。

見つけるたびに、エイッと引っこ抜いていたのだけれど、
これがとてもいい色に染めてくれるのです。
だから、今ではとても大事な”雑草”。 キイロい色がセンダングサ。
ミズイロはクサギの実です。 いろいろな色に染まったタコ糸。

一晩つるして乾かしたら出来上りです。

色々な草木で染めた、いろいろな色のタコ糸は、
『小枝から型を取って作ったろうそく』の芯に。

2011/06/02

ひといき。

こんにちはタラスキンです。

チクチク・・・・・チクチク・・・・・。
チクチク作っているのは『ハギレのクッションカバー』の
細いやつです。今日は最後の仕上げ作業。

いろいろな布地のハギレを、いくつも縫い合わせて、
ハギレで作った、フサフサのフリンジをつけて、
真っ白でふわふわの、ワッフル生地とあわせます。
ハギレで作った三角の補強布に、ボタンホールを作って
ハギレで作ったボタンをチクチク縫いつけて、出来上り。

だから『ハギレのクッションカバー』っていう名前。
『ハギレのクッションカバー』を箱に詰めて
出荷した次の日は、久しぶりに海で貝殻拾い。

お弁当を持って、ゴロゴロ石の浜辺へ行きます。
だあれもいない浜辺で、
僕は流木の小枝を、ボンカースは貝殻を探します。

素足の裏に、ゴロゴロ石を踏みしめて歩くと、
足裏の感覚が、頭のてっぺんにまで響くような感じ。
聞こえてくるのは石を踏む音と、波の音だけです。

心と体が、きれいになりそう・・・。

2011/06/01

梅雨の晴れ間に

こんにちはtarasukinです。

梅雨の合間の、真っ青な空!

こんな気持ちの良い朝は、散歩に出かけましょう。
高台にある僕たちの家から90段、階段を
一気に駆け下ります。そして
集落の路地を抜けると、小さな砂浜です。
砂浜には、ピンクやキイロの貝殻がキラキラ。

砂の上を軽くジョギングしながら、浜の端まで行くと、
ほとんど車の走らない、静かな国道に出ます。

国道をぐんぐん歩いて行きましょう。
ぐんぐん坂をのぼって行くと、国道はいつの間にか
こんなに高い場所。とても気持ちの良い眺めです。

国道は、僕たちの住んでいる海辺の集落をぐるりと
囲むように走っているので、そのまま歩いてゆくと
出発した僕たちの家の、すぐ裏にたどり着きます。
アスパラガスのはっぱ。

国道の脇には野生のアスパラガスや山椒、
クルミやたくさんの山菜が茂っています。

家を出発してから、ぐるりと一周30分。
とっても気持ちの良いお散歩道です。