僕たちの家の周りには、いくつもの浜辺があります。
白い砂の浜辺、砂利と貝殻の浜辺、石ころの浜辺。
永い月日を経て、遠くの海からやってくる流木。
流木はどこの浜辺にでもあるわけではなくて、
必ず決まった浜辺にだけ打ち上げられています。
潮と太陽に晒されて、そして波と砂にもまれた木肌は、
すっかり色が抜けて、すべすべになっています。
それは、人の手では作ることのできない滑らかさ。
僕はこの、木ではないような滑らかな肌触りが大好き。
そんな流木の板や木材を切出して作った
『船の残骸のカガミ』
国立新美術館「スーベニアフロムトーキョー」で、ぜひ。