2021/05/28

サザエの塩茹で

こんにちはタラスキンボンカースです。

春から夏にかけて、サザエが旬。

私たちが暮らしている南伊豆は、そんなサザエの産地。

この日のお昼ご飯は、鮭の塩焼き・豆腐サラダ・キュウリの糠漬け・ご飯・みそ汁・サザエの塩ゆでにしました。

私たちがオススメするサザエのおいしい食べ方は『刺身』と『塩茹で』です。
『刺身』は暑い夏に、すこし大きめのサザエで造ると最高です。
『塩茹で』はとにかく簡単でおいしいので、手軽に磯のめぐみを味わいたいときにオススメです。

サザエの『塩茹で』:サザエ2個の場合
①小鍋に水1リットル程度・塩大さじ1・活きたサザエを入れ、中火にかけます。
②沸騰し始めたら、5秒数えてサザエを取出し、お皿に乗せる。
※茹ですぎないように。
いただきます。

身を取出すのには少しのコツがいります。

サザエの渦の中心に割箸などを差し込むと、硬いフタがすこし持ち上がります。

すかさず、フタの隙間からサザエの身をしっかりと刺して、渦の中心からサザエの螺旋に合わせるように割箸を回転させる・・・。

殻の中にはコイルのように、うずうずに身が収まっているので、回転させながら身を抜くイメージです。
取れた~~!

失敗すると途中で身がちぎれてしまいます。
しっかりと身を刺して慎重に・慎重に回します・・・。

そして、サザエの身がスルスルと全部取出せた時のうれしさが、この表情↑。
サザエの塩ゆで。

この方法で茹でたサザエは、ほぼレア状態なので、プリプリと身が柔らかくしっかりとした甘みがあります。

サザエそのものの味わいを堪能するためにも、何も付けずに、そのまま一口でいただきましょう。

磯の香がスゴイのです!

2021/05/21

ソラマメ・ズッキーニ・ヒジキ

こんにちはタラスキンボンカースです。

まだ5月ですが、いつの間にか梅雨模様です。
あぁ。太陽が恋しいです。
5月が旬の野菜『ソラマメ』。

例年ですと、あちこちの畑で、さわやかな青空に向かってソラマメのサヤがピンッと元気よく立っているのを見ることができます。

ダイズやインゲンやエンドウなど、多くの種類の豆のサヤが、下へぶら下がるように実るのに対して、太いサヤがピンッと空を向いて実るので『空豆』という名前。

今年は灰色の空なので、あんまり元気がない。
もうひとつ、旬の野菜『ズッキーニ』。

ズッキーニは、畑で雨に降られるとダメなのだそうで、例年ならば6月の梅雨入り間際まで大きく成長して収穫される。

今年はすでに雨降りなので、やや小ぶりのまま収穫されたといった感じ。
もうひとつ、旬の食べ物『ヒジキ』。

でも、例年だと『ヒジキ』の収穫は4月下旬。

『ヒジキ』は収穫時期を迎えた4月下旬の、朝に低潮(海水が最も引く)を迎える大潮の日に刈り取り、その日のうちに焚火の上の鉄釜で8時間ゆでる。
(このとき鉄と反応してヒジキが黒くなる)
翌日、天日に広げて1日乾かすと、カリカリの干しヒジキが出来上がり。

ですから、大潮と天気が重ならないと収穫できない。

今年は天気が悪かったので、次の大潮まで(約15日後)待たなければならなかったのでした。

収穫の日、集落中が磯の香でいっぱいになる。
それでも、今年は海水温が高く、収穫量が少ないのだそうだ。

毎年毎年、季節は同じようには巡ってこない。
朝ごはん。

『ソラマメ』と『ズッキーニ』を焼いた。
昼ごはん。

『ヒジキ』のサラダ。

季節の味。
毎年同じように手に入るわけではないものだからこそ、旬のものは、ありがたい味がする。

2021/05/17

ハキリバチ

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、私たちの家の裏で畑をやっている”おばさん”が、バケツいっぱいのジャガイモをくれました。

今が旬の新ジャガです。

「サルに引っこ抜かれてさー。まだ早いんだけど、”いまいましい”から全部抜いたよ。」

サルは手が器用なので、葉っぱをつかんでジャガイモを土から引き抜いてしまうのだそうです。
そういえば、少し前に、私たちの家の屋根の上でサルが暴れていましたっけ。

本来の収穫時期より少し早いということで、小ぶりなのだと”おばさん”は残念そうでしたけれど、小ぶりの新ジャガは、皮つきのまま丸ごと食べると、とてもおいしいのです。

さっそく、コフキイモを作って、バターたっぷりのオムレツを添えていただきました。

TARASUKIN BONKERSの新ジャガのコフキイモ:作り方はこちら
『新しい作業場』のテラスに吊るして干してあった革の作業手袋。

『新しい作業場』の解体作業のときに使おうと思って買ったのだけれど、使う機会がなく、吊るしっぱなしにしていた。

・・・?

手袋の中から何やら「ビィィィィィ・・・。」と変な音が聞こえるではないか。

おそるおそる、手袋をパサパサとはたいてみると、何やら緑色のものがコロリと手袋の中から出てきた。
コレ。

出てきたのは、鮮やかな緑の葉っぱ(この時期の新緑)を丸く切り取ったものを、何枚も何枚も、丁寧に重ね合わせて『松ぼっくり』のカサのように作られた物体でした。

どうやら、虫の作ったもののようです。
バラバラになった。

いくつかに分裂した松ぼっくりのカサのようなものは、それぞれが節のようなもので隔てられていました。

きっと、この一節一節の中にタマゴが産み付けられているに違いありません。

前に見つけた『オトシブミ』というのとは少し違う形。

先ほどの「ビィィィィィーーー。」というのは親の虫の羽音でしょうか。

何虫だろう。丁寧なつくりでスゴイなー。

調べた→ハキリバチというハチでした。

2021/05/11

健康診断の日

こんばんはタラスキンボンカースです。

昨日は、一年に一度ある、”町のレントゲン”の日でした。
”町のレントゲン”というのは、健康診断のようなやつで、バリウムを飲んで胃のレントゲンを撮るやつです。

昨今の人数制限のために、日時と場所で予約を取って検査を受ける方式となっていて、私たちが予約をした昨日は、6キロほど離れた隣の集落での実施日でした。

と、いうわけで朝早くに隣の集落へやってきた。

車で細いくねくね道をぐんぐんと下ってゆくと、突然視界が開けて広い水平線と海辺の集落が現れました。

向こうに見えるトンガリ岬は、サルの楽園がある『波勝崎(はがちざき)』。
予約時間まで少し時間があったので、少し散策。

伊豆半島の先端では、海沿いの集落がそれぞれ岬や山を隔てて孤立しているので、”隣”と言ってもそれぞれが違う雰囲気をもっている。

まるでどこか、別の島にでもやってきたかのような感じがするのです。

すっかり観光気分ですが、この後バリウムを飲むわけなのです・・・。

2021/05/03

春そして夏


こんにちはタラスキンボンカースです。

新緑のまぶしい季節。
あたり一面、鮮やかな緑です。

いろいろな種類の鳥が、それぞれに一番得な声で鳴いています。

あぁ春。
春なので、タケノコご飯。

タケノコは、近くの直売所で2本250円で売っていました。
木の芽(山椒)は庭に自生していました。
ぬか漬けはキタダが漬けました。
味噌汁には春の野菜をたくさん入れました。

あぁ春。
庭の隅にある『タラスキン農園』(小さい畑)。

昨年の名残のピーマン。

昨年の夏に実をつけたピーマンの株を、冬に抜かずに放っておいたら新芽が出始めた。
よく見ると、つぼみもついている。

ここに2年目のピーマンがなるのだろうか。

ピーマンが実るころ、少しずつ春が夏になる。