2013/12/29

丁寧に。

 こんにちはtarasukinです。

僕たちの庭にある大きい石。

僕たちが、伊豆の『トンガリ屋根』の家にひっこして来て、
ボーボーの竹藪だった庭を開拓した時に出てきた石です。

どうしても掘り出せないほど大きくて、びくともしないので、
そのままの場所にゴロンとある。

はだかだった周りの地表には芝生がすきまなく茂って、
パピルスみたいな草も生えて、今では僕たちの庭の風景。

今日も、太陽の光を浴びて、あたたかそうな石です。
庭のあちこちにスイセンが咲き始めました。

フラスコ挿しておくと、次々と花を開いて、
とてもよい香りを家中に漂わせてくれます。

こうして年を経るごとに少しずつ、
草花が生えそろって、木の幹が太く育って、
コトリやサルの親子がやってくる庭。

ボーボーの竹藪だったのだけれど。

急がず丁寧に積み上げる暮らし方。

さあ、今年もあと少しですね。
皆さま、良いお年越を。

2013/12/28

ワカサギ

 こんにちはtarasukinです。

スーパーの魚売り場で、『ワカサギ』を発見しました。

『ワカサギ』と言えば、湖畔のレストランで食べる、
ワカサギのフライや天ぷらを思い出しますが、
こうして売っているのがめずらしくて、買ってみることに。
 オーブンで30分ほど焼いてみる。

生姜醤油をちょっとつけて食べます。
卵を抱えていて、シシャモのようですが、あっさりとした味。

淡水魚らしく、鮎のようにふっくらと柔らかな身でおいしい!

季節の味覚。ありがたい味がする。
 黒豆。

もうすぐお正月ですから、黒豆など煮てみます。

ゆっくりと時間をかけて煮ます。
手をかけるわけではないのですが、時間はかかります。

たまにはこういう時間のかかる食べ物もいいかも。

2013/12/26

ほのぼのと師走・・・。

こんにちはタラスキンです。

「おはようー。朝ごはんだよ!」
ボンカース作のタマゴ焼きは、朝から元気が出る陽気な顔。

コレステロールを気にしているので、
朝食に卵料理が出るのは久しぶりです。
今日はクリスマスなのですが、ほのぼのと静かな集落。

ゆっくりと煙が上がって、お寺の大掃除のようです。
おじいさんや、おばあさんの、ほがらかな笑い声と、
時々、ぱちんっ!ぱちんっ!と弾ける焚火の音だけが
聞こえてきます。

きっと、昔から変わらない師走の様子なのです。
クリスマスなのでチキンを焼いてみたりしました。

塩ゆでしたジャガイモを添えてシンプルにいただきます。
ケーキも焼いてみたり・・・。

ウィスキーと砂糖で煮た、プルーンのケーキです。

生地がザクザクで、妙に食べ応えがあるのですが、
手づくりすれば、甘さの加減もできるので良いです。

何はともあれ、自分で作るとおいしいものです。
おかげさまで、夕食のお皿をたくさん洗ったり。

明日は、僕たちの家も大掃除しましょうね・・・。

2013/12/23

山・海・散歩

 こんにちはタラスキンです。

冬は風の強い伊豆ですが、今日は穏やかな陽気。
散歩に出かけましょう!

山間や海岸沿いを歩く、20キロほどのコースです。

最初に、こんな手掘りのトンネルを抜けてゆきます。
何やら、別の世界へ行ってしまいそう・・・。
トンネルを抜けると、気持ちの良い秋の日差し。
 秋の草花。

小さな菊や、紫の実は野生の「ムラサキシキブ」でしょうか。
真っ青な空。

ぽかぽかと浮かんでいる真っ白い雲と、すっかり優しくなった
秋の日差しがココチイイ。

穏やか・・・。
 野山を抜けると、小さな海辺の集落に出ます。

ここでも、路地から差し込む日差しが暖かい。
丸い石を積み上げた塀の上に、南国っぽい草木が茂っている
民宿と民宿の間の、細い路地を行きます。

その先には・・・。
 海ー!!

真っ青な海。真っ青な空。真っ白な雲。
なんときれいな風景。

しばらく、波打ち際の道を行きますと、何やら白いテントに
人だかりを発見!

どうやら、集落の催しのようです。
 なっ!なんと!

イセエビ汁の振る舞いがありました。
「どうぞ食べて行って!」と、大きな鍋から温かいお味噌汁。

イセエビがゴロゴロ入っています!
サンドスキー。

イセエビ汁を振舞っていたテントの先には、
『竜宮窟』や『サンドスキー場』など素敵な場所があります。

真っ白な砂の上を滑り降りるサンドスキー。

道のりはまだまだ続きます。山あり海あり、楽しいなぁ~。

2013/12/22

根菜の季節

 こんにちはタラスキンです。

冬は根菜の季節。たっぷり栄養を蓄えた根っこが沢山!!

と、変わった色のニンジンを見つけました。紫色なのです。
大きさも40センチほどあって、すごい存在感。
(オレンジ色のニンジンが普通のサイズ)

さっそく、朝ごはんにスープを作ってみました。

切ると、周囲1センチくらいまでが紫色で、
中心は鮮やかなオレンジ色でした。

紫色のニンジン、野生っぽいゴボウ、大きなシイタケ、
ニンニク、胡桃、玉ねぎを、全部小さくみじん切りにします。
 オリーブオイルでゆっくり炒めます。

紫色が、ひときわ目を引きます。

塩、こしょう、お砂糖少しを加えて、少量のお水で煮ます。
柔らかく煮えたら、水4カップとウィスキー少々(ブランデー)を
加えて、中火で3分ほど煮ましょう。

最後に、少しのカタクリコ(コーンスターチ)でとろみを付けて
ミルクを1カップほど加えて出来上がり。
甘くないフレンチトーストといっしょに。

うっすらと紫色のクリームスープになりました。
大地の栄養が、ググッと詰まった濃厚な味ー!!

根菜のクリームスープ。寒い朝にぜひ!

2013/12/18

天丼

 こんにちはタラスキンです。

天ぷら。急に食べたくなったりしますか?
この日は、急に天ぷらが食べたくなった日でした。

たまたま沼津へ出かけていたので、前から行ってみたかった
沼津総合庁舎前にある、『伊豆家分店』へ伺ってみました。

小さなお店の換気扇からは、天ぷらの香ばしい香りが・・・。
天丼。

お歳を重ねたご夫婦の、何とも良い連携。
ご亭主が目の前でジャーッと揚げた天ぷらを、カサカサと
ご飯の上に積み上げて出される天丼の、何とも優しい味!

濃くなく、薄くもなく、軽くてあっさりとした天丼は、
続けざまに2杯でもいけそうです。

メニューは天丼しかなくて、
魚やエビや野菜などの組み合わせで選べるようになっています。

この日食べたのは、エビ3本・大きいイカ・エボダイでした。
エボダイのフワフワした天ぷら!なんと美味しいコト!!

”美味しい天丼を食べてほしい”っていう、ご亭主の気持ちが
言わずとも伝わってくる、そんな天丼でした。
その天ぷらの美味しさが頭から離れず・・・。

その日の夕食。そして翌日の夕食。
続けざまに、家で天ぷらを作りました。

たっぷりの油で、ジャーッとはできないので、かき揚げ。
カロリー過多なのはわかっているけれど・・・・けっこう好き。

2013/12/11

暖かい贈り物

 こんにちはタラスキンです。

僕たちの住んでる伊豆半島の端っこのほうは、
毎年11月から2月ころまで、強い西風が吹きます。

ゴゥ・・・ッと、風が吹き始めると、
トンガリ屋根の僕たちの家がグラリと揺れて、
一斉に木の葉が舞い上がります。

そんな中、宅急便屋さんがヨロヨロと風にあおられながら
荷物を運んできてくれました。

段ボール箱を開けてみると、リボンの付いた白い箱。
いつもお世話になっている方たちからの、
僕たちへの嬉しいクリスマスプレゼントでした。

箱に貼り付けてあったカードには、みんなの寄せ書きが・・・。

嬉しい。
窓の外を見ると、風が海面を渡ってゆきます。

冬、太陽は入り江を鏡のように照らすので、僕たちの家から
眺める入り江は、こんな風に銀色に見えます。

魚のうろこのようにキラキラと光る水面に、冷たい西風が
吹き付けているのが見えるけれども、
嬉しいお届け物を開けている家の中は、とても暖かでしたよ。

暖かい贈り物をありがとう!!

2013/12/07

季節の香気

こんにちはtarasukinです。

僕たちの住んでいるところは、空気に香気があります。
香りは、天気によって変わって、
季節によって巡っているようです。

これからやって来る、冬の香り。
一面に咲くスイセンの香り。乾いた土と枯れ草の香り。
青く突き抜けるような空らやってくる香り。

春の香り。
土から立ち昇るような潤った香り。菜の花の香り。
ハコベやホトケノザが土から芽を出すときの香り。
森から来るシイノキの花の香り。咲き乱れる花々の香り。

夏の香り。
焼きつく潮の香り。森の木の熟れた芳醇な香り。
太陽の香り。

そして、秋の香り。
これ!甘いビワの花の香りです!

動物がやるように、風上に鼻を向けて、クンクンとやると、
”今の季節”をかぐことが出来るのです。

2013/12/04

胡桃

 こんにちはtarasukinです。

胡桃。
大袋入りの胡桃を購入したので、最近の料理は胡桃入り。

胡桃やアーモンドは、料理にちょこっと入れると、香ばしさや
歯ざわりが良いアクセントになります。

栄養価が高く、オイルとの相性も抜群!オススメ食材です。
 そこで、先日購入した西洋ネギの葉っぱと、胡桃のパスタ。

まず、細かく刻んだニンニクひとカケ、玉ねぎ1/4、
西洋ネギの白い部分を、細かくみじん切りにして
中火でオリーブオイルを温めたフライパンの中へ。

胡桃6コも、ザクザク刻んで投入。(好みでローズマリーの枝1本)
(材料はひとり分です)

こういうのを炒めるときは、いじらないで、ジーッと焼きましょう。

胡桃その他が、香ばしくきつね色になってきたところに、
西洋ネギの葉っぱをザクザク刻んだものを投入。
さっと混ぜたら、一度火からおろしておきます。
(ネギの葉っぱに火が通りすぎないように)

パスタがゆであがったら、ゆで汁1/4カップほどと一緒に、
先ほどのフライパンに入れ、強火にかけながらあおります。
(ゆで汁でしっかり味が付くので、塩は振らない)
完成ー。

西洋ネギの葉っぱは、厚ぼったいので歯ごたえがあって甘い。
クルミが、ザクッと、ジュワッと芳醇な味わい!

好みで、黒コショウを振って、どうぞ。 
主菜は、秋鮭と、菜の花。

今日の夕方、裏の畑の”おばさん”が、採れたての
菜の花をくれました。今年の初収穫です。

秋鮭は塩コショウと小麦粉を振ってオリーブオイルでジーッと。
菜の花もフライパンの隅で一緒に焼いて。

いただきまーす。

2013/12/03

リーキ

 こんばんはtarasukinです。

先日、近所の直売所で見つけたネギ。

ネギ・・・。

ただのネギではありません!
葉っぱの形がちょっと違う。
緑の葉っぱが、平べったい。

これは、「西洋ネギ」なのだそうです。「リーキ」というやつです。
洋書の料理本などには時々登場しますが、実物を見たのは
初めてだったので、さっそく買ってみました。

白い部分は「長ネギ」のようですが、葉っぱは「ニラ」のよう。
畑から芽を出している、ニンニクの葉っぱにも似ています。

「ネギ」「ニンニク」「ニラ」
みんな仲間なのね~。と思いつつ、楽しい料理方法を考え中。

2013/11/29

丁子屋(ちょうじや)

 こんにちはタラスキンです。

はるばる、真鴨を食べに琵琶湖までやって来ました。

鴨が食べたいー。と、
ずっと思っていたので、少し遠かったのですが予定を立てて、
寄り道しながら到着。

比叡山から電話をして予約をしました。
近江今津の『丁子屋』まで、比叡山から車で50分ほどです。
近江今津。人通りのない古い路地。

右側の建物の裏側は、すぐ琵琶湖です。
 こちらが『丁子屋(ちょうじや)』

肩の力が抜けた、いい具合の佇まいです。

昔、旅館をしていた建物は、襖で仕切られた個室が4つほど
あるでしょうか。

通されたのは2階の、床の間付6畳ほどの部屋。
ちゃぶ台には、七輪がたかれています。

メニューも注文もなく、食事が始まります。ゆっくりと・・・。

七輪の上で、琵琶湖で捕れる小魚「モロコ」を焼いてくれます。
おろしたショウガをのせて、醤油にちょっと浸けて口の中へ。

ホクホクと、たまらなくおいしい。

続いて、うなぎ。
これも、七輪の上で炙って給してくれます。

香ばしいうなぎの歯ごたえと、
時々、七輪の炭が弾ける音が心地よく・・・。
 窓の外からは、こんな景色。

湖を眺めていると、七輪の上に、いよいよ鍋が乗ります。
 たっぷりの葱。茸。焼き豆腐。真鴨。

砂糖と、醤油の、ストレートな味付けです。

鴨の部位ごとに、順番に鍋に入れるので、叩いた骨、肝、
脂、ロースと、ひとくちひとくち真鴨の味わいを堪能できます。
後半は、セリが投入されてシャキシャキと。

鴨の脂と、セリが合うのです・・・。

最後にうどんが鍋の中で煮込まれて、楽しい食事が終わります。
2時間ほど経ったでしょうか。

仲居さんとお話しするのも楽しくて、素敵な時間を頂きました。
近江今津の『丁子屋(ちょうじや)』。とってもいい所です。

2013/11/28

焼きカキ食べ放題

 こんにちはタラスキンです。

『焼きカキ食べ放題』・・・。なんと衝撃的な看板!!

と、いうことで、牡蠣を食べに三重県鳥羽までやって来ました。
鳥羽の水面に浮かぶ小屋。

小屋の中には、4人掛けのテーブルが10卓くらい並んでいて、
11時から12時30分と、12時30分から14時までの一日2回、
各90分間の入れ替え制になっていました。

予約をして、11時少し前に小屋の前で待機。
ぞろぞろと、お客さんが集まって来ましたよ・・・。
 牡蠣ー。

始めに、こんな山盛りの牡蠣が3皿、運ばれてきました。
 牡蠣ー。

はじめだけは、お店の人が網いっぱいに牡蠣を並べてくれて、
焼き方と、貝の開き方の説明をしてくれます。

そして90分間。後は自分で焼きます。
開いて、食べて、並べて、開いて、食べて、並べて・・・
を繰り返します。

一番初めの牡蠣が焼けるのに10分ほど待ちますが、
次からは食べているうちに、どんどん焼けてゆきます。
 焼けた殻をパカッと開くと、牡蠣の身。

殻つきの牡蠣なので、焼けているかどうかの見極めが難しい。
殻からジュ~ッと汁が出るか、パカッと勝手に開くと食べごろ。

少し生っぽいのは、もう一度網に戻します。
 途中、アツアツのカキフライが出てきます。

食べ放題には、カキフライ一人5個と、ごはん、牡蠣みそ汁、
もしくは牡蠣フライ丼(フライ5個)、牡蠣みそ汁が付きます。
あと、牡蠣の時雨煮と、漬物。

生食用カキは、1個100円で別に注文するのですが、
今は焼きカキのうまさに集中。

焼きたての牡蠣は、ふっくらふわふわで
美味しいと言ったらないです。

殻が熱いので、軍手が一人1枚(片手分)用意されていました。
 お代わりの山盛り牡蠣。

牡蠣は一皿に40から50個入っているそうで、好きな時に
自分でお代わり牡蠣を取りにゆきます。

休みなく焼いて、開いて、食べますが、最初にテーブルに
用意された3皿がなかなか減りません。
長いような短いような90分が経ち・・・。

ふたりで、結局4皿弱の牡蠣を食べました。
ひとり80個ほどでしょうか。

夢のような『焼きカキ食べ放題』
11月から3月ころまでやっているようですよ。