2021/01/19

おばあちゃん風味の食卓

こんにちはタラスキンボンカースです。

2週間ほど前、裏の畑の”おばさん”にもらったダイコンを刻んで、ベランダで干していたのが、カリカリの『切り干し大根』となった。

「今日の昼ごはんは、おばあちゃん風だよ。」(←今日のごはん担当キタダ)

テーブルの上には、『切り干し大根』とちくわの炒め煮を中心に、近所の方にいただいたアジの干物、キタダ手製のぬかづけ、大根の葉の味噌汁、ちくわキュウリが並んだ。

のどかな味。

2021/01/14

食べられるものを食べる

こんにちはtarasukin bonkersです。

お正月用に買ってあった食材が底をつき始め、冷蔵庫がスカスカになってきた。
そこで・・・。

食材を求めて庭の隅にある『タラスキン農園』へ。

干からびつつも、真冬だというのにトマトが成っていた。

枝についたまま赤く熟したトマトは、甘さが増していてとてもおいしい。
(ブドウくらいの甘さがある)
今日の食材を収穫。

赤いトマト、緑のトマト、ピーマン、トウガラシを摘んだ。
昼ごはんに食べた。

ジワリと焼いたトマトのパスタ。(キタダ作)
(パスタも底をつきた)

強く育っただけに、力強い味がする。
昨日は昨日で・・・。

今の季節、家の周り、そこいらじゅうに菜の花が咲いている。
黄色くてキレイ~と言いつつ、食べられる。
摘んできた。

菜の花(ナノハナ)というのは、コレというひとつの品種ではなくて、アブラナ科の植物が咲いた姿を総称して菜の花と呼ぶ。

コレは野生の菜の花。
昼ごはんに食べた。

カラリと揚げて、天ぷらそばにした。(コンドウ作)
(小麦粉も底をつきた)

春の香りが広がり、生き抜いている感じの、力強い味。

食べたいものを食べるのではなくて、有るものを工夫して食べる。
それが意外とおいしい。

2021/01/13

伊豆の西風

こんにちはタラスキンボンカースです。

窓ガラスに塩。

年末の大掃除でピカピカに拭いた窓ガラスですが、ここ数日の海風で曇りガラスのようになりました。

伊豆半島の先端では、毎年、11月から2月にかけて、「西風(にしかぜ)」とか「大風(おおかぜ)」とか、単に「西(にし)」と言われる風が吹きます。

風は、海水を巻き上げて吹きつけるので、あちこち塩だらけとなります。

ベランダに出て風をあびたあと、口のまわりをペロリと舐めると、なんと。しょっぱい!

2021/01/12

ハリケーンランプ

こんにちはタラスキンボンカースです。

今日は、日本の各地で雪が降っている模様。
普段はあたたかな伊豆の海辺も、さすがにこの日は朝から冷たい雨となりました。

屋外での作業に、すこしでも暖のとれるものはないものかと、家の中を探したところ・・・。

↑『赤いランプ』発見。

コレは、数年前に集落の『燃えないゴミ当番』(不燃ごみの分別を手伝う係)をした日に、不燃ごみの中からもらってきたやつ

私たちの暮らしている集落では、昭和40年ころに『マーガレット』の栽培が盛んに行われていて、このランプは、山の斜面に設けたマーガレット用のビニールハウスの中で灯していたものなのだそうです。
(しかしランプを灯すのは、暖房というより、二酸化炭素を供給するためらしい。)

ランプにしてはやや大きめなので、ダルマストーブの小さいのといった感じ。

さっそく、作業テーブルの下で灯してみた。

おー。ほんのりとあったかい。

<WINGED WHEEL BESSHO NO.800>というハリケーンランプ。
ミニストーブとして第二の人生がスタートした。

2021/01/11

活きアワビ

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、隣町のスーパーへ買い物に出かけたときに買ってきた『あわび』。

1個125円。

この地元系スーパーは、発泡スチロールの箱に並んだ、ちょっと変わった(価格の)鮮魚が特徴的。

バターで焼いて食べた。

2021/01/10

保存食

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、冷蔵庫の牛乳が切れてしまったので、スーパーへ買いに出かけました。

私たちがふだん買物をするスーパーのうち、家から最寄りのスーパーは、山を越えておよそ12キロほど離れた場所にひとつ。
そして、山と岬を越えておよそ20キロほど離れた隣り町にふたつあります。

それぞれ、置いてある品物や、ついでに買物のできるお店の条件が異なるので、なんとなく使い分けをしている。

この日は、隣町にあるミカン畑で『ポンカン』を買う目的もあったので、隣町のスーパーを目指しました。

ミカン畑は、海を見下ろす『棚田』のてっぺんにあって、そこから、つづら折りの農道を海辺まで下ってゆくと、国道に出ることができます。

『まんが日本昔ばなし』に出てきそうな風景。
お昼ごはん。

牛乳を買って帰ってくると、すでに時間はお昼を回っていました。
きょうのごはん担当はキタダ。

おかずは、先日ご近所のかたから頂いたアジの干物・”おばさん”の畑でもらったカブをキタダが漬けたカブの糠漬け・春に干して作った切干し大根をゴマ油で炒めたの・隣町の農協で買ってきたゴマ豆腐・野菜たっぷりの豚汁。
アジの干物は、手作りです。

集落では、捕れた魚をそれぞれが干物にして保存している。
春に採れるヒジキや、冬に採れるダイコンも乾物にして保存している。

確かに、いろいろな食べ物は採れる季節が限られている。

スーパーに行けば、一年中どんな食べ物でも手に入るような気がしているけれど、干物や乾物が保存食なのだということに、改めて気づくのでした。

2021/01/06

チェーンソーで切る。切る。

こんにちはタラスキンボンカースです。

『作業場』での初仕事は、建物の裏庭に茂っている木を伐ることでした。

私たちがこの建物を手に入れる以前、1年のうち、数日だけしか使われていなかった別荘は、周囲の木が茂り、ツルが絡んで、ほぼジャングル状態となっていました。

たぶん、建物が建った昭和45年以来、育ち続けたものと思われる・・・。

ツルに絡まれて枝の曲がってしまった木は、とても健やかとは言えない状態でした。

そこで、枝の曲がった大木は幹のところから切って、新芽を吹かせます。
また、いくつかの木を根元から間引いて、光と風の通る空間を作ります。
そして、絡まったツルをすべて取除きます。

大木によじ登ってチェーンソーで切る・切る・切る。
コンドウが木を伐り、キタダが丸太を整理する。

幹の直径が80センチに育ったヤマザクラや、樹高が20メートルに伸びたハゼノキ、ヤブツバキやヤブニッケイ、そして綱のように絡まったクズやグミノキを伐りました。

そして、もっとも難関だったのは、家のすぐわきに育った樹高25メートルのタブノキ3本。

切り方を間違えれば家の屋根を直撃するので、切り方を考えつつ・・・・・・・・。

何とか、うまく家のわきに倒した。
お昼ごはん。

キタダ作、カブとハノハナのパスタ。
お弁当式にして、『作業場』のテラスで食べました。

お昼休みもそこそこに、倒した木を丸太に刻んで、片づける。
丸太は、想像以上に重たいので、筋トレ的。

夕方、ジャングルだった裏庭は、風通しの良い健やかな林となりました。
春の芽吹きが楽しみ。

カキナ

こんにちはtarasukin bonkersです。

冷たいくもり空の朝、家の玄関先で、裏の畑の”おばさん”が呼んでいる声がした。

「カブを抜いちゃうから、ほしいだけ持って行きなー。」
私たちは喜んで、”おばさん”の畑へ行く。

↑「コレ、抜いちゃっていいんですか?!」と、キタダが喜んでいるところ。

私たちの家の周りに広がっている”おばさん”の畑には、この季節、『菜の花』『えんどう』『ダイコン』『カブ』そして『カキナ』などが植わっている。

『菜の花』は12月から今にかけて収穫最盛期。
同じアブラナ科の『ダイコン』や『カブ』『カキナ』は、そろそろトウ(花芽)が立つので、もう抜いてしまうのだそうだ。

「この冬はあったかかったから、みんなちょうちょ(蝶の幼虫)に喰われたよー」と”おばさん”。

たしかに、海からの風はホンワリと温かい。
『カブ』を引っこ抜いた。(葉っぱがちょうちょの幼虫に喰われて穴だらけ)

『カブ』を20個と『ダイコン』を10本、そして『セロリー』5本と『ネギ』5本『カキナ』を10枚もらった。

どれも、”おばさん”が昨年の夏ころから、土を耕して、苗を植えて、育ててきた野菜。

畑は、毎年が順調なわけではなく、「温かくてちょうちょの幼虫に喰われる」年もあれば、「夏の日照りで枯れる」年もあり、「植えたばかりの苗が台風の海風で全滅する」年もある。

「ちょうちょに喰われた」と言う”おばさん”はの言葉には、そんな自然を受容れた潔さがある。

そもそも、同じ1年なんて巡ってはこない。
これが『カキナ』。

アブラナ科の野菜で、全長40センチくらいの大きな葉っぱ。

野菜は地域によって呼び名が違うことがあるので、インターネットで調べると、どうやら『タカナ』にほぼ同じ。

しっかりとした歯ごたえと、独特の芳香があって、”おばさん”曰く、伊豆の正月の『お雑煮』には欠かせないのだそうだ。

”おばさん”の畑で育つ野菜は、どれも生命力にあふれ、力強い味がする。
とてもうれしい。

2021/01/04

初もうで

こんにちはタラスキンボンカースです。

お正月が明けて、今日は初詣に出かけました。

やってきたのは、伊豆半島で最古の神社『白濱神社(しらはまじんじゃ)』。

その名の通り、真白な砂浜に鳥居が建っています。
透き通る海水。
鳥居の向かう先には、伊豆大島が浮かんでいます。

鳥居をくぐり、巌の先で手を合わせ、目を閉じると、遠く水平線の向こうから打ち寄せる怒涛が、足裏から頭の上へ抜けてゆく感覚。
こうして今年も、ふたりの日常が始まるのでした。

2021/01/03

お正月3日目

こんにちはタラスキンボンカースです。

お正月の3日目。

家から見える波止場。
明るい陽射し。
青い海。
澄みわたる空。
鳥の声。

何があるわけでもなく、何をするでもなく。
でも、時として、お腹がよじれるほど、ふたりでわらい合ったり。

そんな風に、ゆっくりと過ごす良いお正月。

2021/01/02

おせち

こんにちはタラスキンボンカースです。

「あけましておめでとうございますー!」

と、こちらは昨日、元旦の朝の様子。

2021年のお正月は、ふたりで迎える、そして伊豆で迎える『初』のお正月なのでした。

例年は各々が帰省しており、別々にお正月を過ごしていましたが、今年はふたりとも、伊豆の家で過ごすことにしたのです。

そんなわけで、年末にふたりで手分けして作った『おせち』。
(だれが、どれを作るのか、取り合いになりつつ・・・)

メニューは次の通り。
↑こちら

『ローストビーフ』(コンドウ)15分焼いて放置した肉
『豚醤油煮』(コンドウ)醤油と酒だけで30分煮て一晩放置した肉は、祖母のレシピ
『かまぼこ』と『だてまき』は安いのを買ってきた・・・。
↑こちら

『にもの』(キタダ)じっくり戻した南伊豆産シイタケのすばらしい香り
↑こちら

『黒豆』(キタダ)長野から送っていただいた黒大豆を使った
『昆布』(キタダ)下田市の老舗鰹節店でおススメの昆布を使った
『なます』(コンドウ)裏の畑で”おばさん”が抜いてくれた丸大根
『田作り』(キタダ)地物の小魚とクルミ
『栗きんとん』(コンドウ)甘栗を使った
『お雑煮』と『おとそ』を用意して出来上がり。

はじめて、ふたりで迎えるお正月の食卓。
ふたりで作ったはじめての『おせち』は、どれを食べても「うれしい」味がしました。

「おいしー!」「おいしー!」

と、こんなに何度も「おいしいー!」と言って『おせち』を食べたのは、うまれて初めてかも。

2021/01/01

2021年あけましておめでとうございます!

2021年。

あけましておめでとうございます。
タラスキンボンカースです。

吹きつける海風に迎えられた年明け。

こんな風、へっちゃら。
力強く、この風を乗りこなしましょう。

すばらしい一年となりますように!