2021/08/25

DYEING series

こんにちはタラスキンボンカースです。

今年の夏は雨が続いていますが、ほんの一瞬、空が晴れた。

青空ありがたい。
「お~い。」

と、裏の畑で”おばさん”が呼んでいる。

「雨ばっかりだから、全然畑に来られなかった。」

と言いつつ、ショウガとネギを引っこ抜いてくれました。

”おばさん”のくれるショウガはみずみずしくて柔らかい。
洗ってホリホリとかじると、夏の暑さも忘れるほど爽快な味がした。
でも暑い。

そんな暑苦しい中、大鍋にお湯をがんがんと沸かしている。

沸かしたお湯で染料を作って、帆布のバッグを沈める。

生成の帆布で作ったバッグをひとつひとつ染めます。

染める色は、伊豆の風景の中にある色。

たとえば、波に濡れた浜辺の石ころの色・剥げかかった番屋のペンキの色・使い込まれた漁船の帆の色・誰にも採られず熟れた山の柿の色・・・・。

無骨でありつつ、たおやかな表情を持った特別感のあるバッグが出来上がります。