2011/02/21

イソノモノ

こんばんはtarasukinです。
 
今朝、寝坊していると、
「おはよう。」
って、裏の畑の”おばさん”のこえがしました。
 のこのこ出てゆくと、玄関前の小さなベンチの上に、
贈り物用の、ビールの箱が置いてあった。
 
見回すと、”おばさん”は菜の花畑の中。
「おばさーん。おはようございます。」
 
おばさんの家では、ビールを飲む人がいないので、
頂いたやつを、僕たちに持ってきてくれたのだそう。
 
「畑に上がってきたついでだから、いいんだよぉ。」
って”おばさん”はいうけれど、
缶ビールが12本入った箱は、ずいぶんと重たかった。
 
「寝坊していたから、出て行かれなくてごめんなさい。」
 
お昼まえ、ミシンでガガガ・・・・とやっていると、
再び”おばさん”の声がします。
「ブロッコリー摘んで食べなー。」って。
 
一番芽の収穫をおえたブロッコリーは、わきから
次々と子供が出てくるのです。
摘んでも摘んでも次々と。
「また出てくるから、全部摘んじゃって。」
 
畑に抱えていったカゴが、みるみる
ブロッコリーと春菊とカキナで、山盛りになりました。
 
それにしても、青々としてフサフサの春菊!
こちらは、イソノモノ。
 
夕方、近所の民宿の”おねえさん”から電話があって、
「イソノモノがあるから、とりに来ない?」って。
 
bonkersが鍋を抱えていただいてきた物は、
フジツボ・カメノテ・なにやら巻貝が入った、お味噌汁。
このあたりの地域では、これらをひっくるめて
「磯の物」って呼ぶのだそうです。
 
「出汁だけれど、食べてもおいしい」ということで、
夕食につっついて、身をほじくってみたり・・・。
  
海辺の春が香る一品。