2011/12/28

作業場

こんにちはtarasukinです。

12月もそろそろ末。
僕の作業場は大抵いつも日陰の戸外なので、
この季節はとても寒いです。

日向を求めて、移動することに・・・・。

延長ケーブルを延ばして・・・延ばして・・・。
bonkersが作った、石の階段を上がってゆきます。
新しい作業場。日向です。

こうして、ひとつひとつ作ったモノタチが次々と
旅立ってゆきます。

そんな作業も今年はおしまい。
ふり向けば、今日も真っ青な海です。

それではみなさま、良いお年越しを。

2011/12/22

Discover Japan

こんにちはtarasukinです。

『Discover Japan』!

隔月で発売されているこの雑誌は、古くから今に伝わる、
日本の美しい文化を紹介する雑誌です。

この12月に発売された号は、『Discover Japan DESIGN』
「ニッポンのいいもの」が紹介されています。

ページをめくると・・・・。ペラリ・・・・。載っていたのは、『流木と汎用ロープのホウキ』!

さらにめくると・・・・。ペラリ・・・・。載っているのは『背負籠の肩紐バッグ』です!

「さりげないセンスがたまりません」
と、嬉しいコメントまで付いています!

とっても嬉しいーぃ!!

選んでくださったのは、山田遊さんでした。一方こちらは、一年前2010年の10月号。
同じく『Discover Japan』です。

ページをめくると・・・・。ペラリ・・ペラリ・・・。「ニッポンの贈り物」というコーナーです。

2010年10月号の『スーベニアフロムトーキョー』が選ぶ
読者へのプレゼントのページは、
TARASUKIN BONKERSのモノいろいろだったのです。

どちらの『Discover Japan』も、僕たちの宝物です。

2011/12/16

モコモコ

こんばんはtarasukinです。

昼間は太陽がポカポカと暖かですが、
陽が沈むと急に冷え込んできます。

今日できあがったのは『ハギレのブランケット 冬』

モコモコで、暖かなブランケットです。
木綿のワッフル生地を二重に使っているのでモコモコ。
両端には、いろいろな国で作られた、厚手の織物の
ハギレを繋ぎ合わせているので、またモコモコ。

そして合わせて、かわいいポンポン付き。

明るい陽だまりで読書するとき、膝に掛けたり、
夜、温めたミルクをすするとき、肩に掛けたり。『ハギレのブランケット 冬』モコモコ!

週末の「CIBONE」で、ぜひ!

2011/12/07

ぐつぐつ・・・。

こんにちはtarasukinです。

グツグツ・・・。

大きな鍋で、グツグツ煮ているのは、ヤシの木のような
”シュロ”の葉っぱと、赤い実をつける”グミ”の枝です。

どちらも、僕たちの庭に勝手に生えている草木で、
草木染の材料になります。

”シュロ”は緑色、”グミ”は茶色っぽい色に染まります。
チクチク・・・・。

一方、僕がチクチク縫っているのは、木綿のロープ。
木綿のロープを、クッションカバーの周囲にひと針ひと針
縫い付けています。

硬いロープを縫うのには、革の指貫が必要です。
(針を押し込む指輪のような形のもの)

必要なものなので、革の指貫も、
クマのカタチをした針刺しも、自分たちで作るのです。

2011/12/05

イタビカズラ

こんにちはtarasukinです。

12月の花。

僕たちの庭に咲いているのは、赤いアロエの花と
色とキイロのスイセンです。

こんにちは。一年ぶり。
今日、お昼の散歩で見つけた、カワイイ実。

道路わきの、崖に貼り付いているツタのような植物に、
見慣れない丸い実が付いていました。

調べてみると、「イタビカズラ」という名前らしい。
食べられるようだけれど、カワイイので飾っておくことに。

2011/12/04

シイタケを買いに行きました。


こんにちはtarasukinです。

12月4日は、”防災の日”ということで、
僕たちの住んでいる集落では、朝9時のサイレンとともに、
防災訓練が始まりました・・・。

消火器の使い方を練習しているところ。
防災訓練の後、シイタケを買いに行きました。

家から車で5分ほど行った所の、棚田のいちばん上に
おいしいシイタケを売っている無人販売所があるのです。

棚田の上からは、うっすらと雪をかぶった富士山が!無人販売所。

「販売所」と言っても、屋台のような小屋です。

シイタケは、ひとカゴ100円。
みかんは、ひとカゴ200円。

四角い缶の中に、お金を入れて購入します。

チャリン。とてもおいしいシイタケ!

分厚くて、ものすごく香りがよく、コリコリとした歯ごたえ!小さなバケツに入った、サトイモ!

ツヤツヤのみかん!
どれも、採れたての味です!無人販売所の前に広がる棚田。

細い道が、つずらおりに続いているので、
ゆっくり、車で下って行くことが出来ます。

真っ青な海の向こうには、雪をかぶった
南アルプスの山々が見えています。木の枝に大根・・・。

棚田のふもとの民家の庭先にあるサクラの木には、
大根がたくさん・・・。

ワラで縛って、吊るしてある大根は、干してから
たくあんにするのでしょうか。

きっと、ずっと昔から続く、とってものどかな景色。

2011/11/29

今年のスイセンです。

こんにちはtarasukinです。

今年のスイセンです。

スイセンは毎年、11月から来年の2月頃まで、僕たちの庭の
いたるところで、次々と花を開きます。

もともと僕たちの住んでいる地域には、スイセンがたくさん
自生しているようで、そこいらじゅうにスイセンが咲きます。

bonkersが庭から切ってきた今年のスイセンは、家中に
甘い良い香りを漂わせています。

こうやって花瓶に挿しておくと、1週間くらいは咲き続けます。

2011/11/28

ヤシャブシの枝

こんばんはtarasukinです。

輪切りの丸太は、”ヤシャブシ”の枝です。

台風で倒れてしまったヤシャブシの枝。
のこぎりでゴリゴリと切ると、甘い木の香りがします。

ヤシャブシの枝の先についている小さな実は、
草木染の材料になります。

小さなマツボックリのようなかわいい実も、
ギザギザの葉っぱも、樹皮も枝ぶりも、
僕たちはこの、ヤシャブシの樹が大好き。ヤシャブシの枝で作った『枝のろうそくたて』。

ころっと、手の中に納まるかわいい大きさです。

なぜだか、この樹皮に触れていると、
心が”ほっ”とします。
ヤシャブシ。僕たちの大好きな樹です。

ヤシャブシの枝で作った『枝のろうそくたて』は、
SFTで。

2011/11/24

そしてまた停電・・・。

こんにちはtarasukinです。

真っ青によく晴れた空に、真っ青な海!
昨日は雨降りでしたが、今日はとっても良い天気なので
朝食の後、少しだけ散歩に出かけましょう。

今日は玄関を出て、45分で戻ってくるコースです。

海のからは、ものすごく強い風が吹き付けてきます。
「ならい」と呼ばれる、冬場の西風で、11月から2月まで
2~3日おきにビュービューと吹き付けます。

風が吹く日は、大抵こんなによく晴れた良い天気です。荒れ狂ってます・・・。

崖沿いの小道から下をのぞくと、ほとんど垂直の崖の下に
真っ青な波が荒れ狂っています・・・。

ゴー・・・!ザァー・・・・・!
風と波の音が、体の中を突き抜けてゆくような爽快感!!

さあ、大きく息を吸ったら、家に帰って仕事をしましょう。家に帰って作業を始めると、ぶつっ。っと電気が消えました。

また停電です・・・。今日の停電は風のせいでしょうか。
その後も何度か、ぶつっ。っと切れて・・・。
停電中は電動工具が使えないので、手作業の部分を進めます。

午後、『流木で作ったろうそくたて』が、できあがりました。

プカプカと長い漂流の間、強い風と波にもまれて、磨かれて、
すっかりすべすべになった流木でできています。静かな炎。

停電の夜にも、そしてもちろんクリスマスの夜にも、
こうして優しく光ってくれますよ。

『流木で作ったろうそくたて』は、
スーベニアフロムトーキョー」そして「CIBONE」で、ぜひ!

2011/11/20

停電。

こんにちはtarasukinです。

僕たちが今作っているもの。

いろいろな布のハギレを、紐のように繋いであります・・・。
さあ、何が出来るのでしょうか。

昨日の伊豆は、まさしく”嵐”でした。
ジャージャーと雨が降って、ビュービューと風が吹きます。

道路のあちこちには、水といっしょに崖から転がった岩やら
折れた枝がたくさん落ちていました。

夜、パソコンでメールを打っていると、雷がやってきて・・・。
”ズドンッ!”みたいな音と光とともに、家がズズッと揺れて
電気が消えてしまいました・・・。

集落も港も、まさしく真っ暗です。それでも風はますます強く。
僕たちの家は、電気が止まると水道の水も止まってしまうので、
夕食の準備も、シャワーも、トイレも・・・。

「パソコンは便利だし、メールはとっても効率的だ」って
思っていたけれど、電気が止まると何にも出来ないわけです。
読めないし書けないし。

明かりが再び点いたのは、それから2時間経ってからでした。

2011/11/17

knot(ノット)バッグ

こんにちはtarasukinです。

僕たちの住んでいる小さな集落は、小さな入り江に面していて、
小さな波止場にはたくさんの小さな舟が係留されています。

それぞれの舟は、何本かのロープで岸につながれています。
太いロープ、細いロープ、黒いロープ、白いロープ。

漁師のおじさんたちは、このロープの先端を綺麗に編みこんで
綺麗な輪っかを作ります。そうすると、フックや係船柱などに
キュッとロープを引っ掛けられるのです。

輪っかにしたり、団子にしたり、網状にしたり、繋いだり。
漁師のおじさんたちは、とっても上手にロープを扱います。

輪っか。

三本撚りのロープの端っこをバラバラ解いて、
輪っかにして編みこむと、こんな輪っかが出来ます。

一度編みこんで作った輪っかは、ギューギュー引っ張っても
解けることはありません。とっても丈夫!

『knot(ノット)バッグ』

knotというのは、いろいろな方法のロープの結び目のことです。

タヌキ除けに使う、農業用の網で作った箱みたいな形のバッグに、
ハトメをつけて、木綿のロープをキュキュっと編みこみます。

海辺の風を感じる『knot(ノット)バッグ』です。

2011/11/14

秋の木の実

こんにちはtarasukinです。

深い青。クサギの実です。

今日は暖かな陽ざしに、真っ青な空!
クサギ(臭木)の実を集めに野山へ行きましょう。
クサギは、草木染に使う、この季節の木の実です。

葉っぱをちぎると、ピーナッツのような匂いがします。
臭くはないけれど、変わった香りなので「臭木」という名前。

小さな青い実は、ソーダ水のようなミズイロに染まります。途中でお腹が空いたので、お昼ごはん。

近くの直売所で売っている白パンは、
近所の人が焼いているものです。

田んぼの畦に腰掛けて、お昼ご飯を食べましょう。

飲み物の代わりに、みずみずしいナシ。午後は、車で少しドライブ。知らない町を散歩します。

国道からすこし外れた海辺の町。小さな集落です。

古い軒先がつづく通りには、変わらず静かな暮らしが
営まれているような気配があります。共同の水場があったり。

お母さんたちの交流の場所だったりして・・・。

見上げると、真っ青な空にトンビが飛んでいたりして、
ゆっくりゆっくり、静かに時間が流れています。
また車で少し走ると、お腹が空いてきました・・・。

立ち寄った小さな食べ物やさんで売っていたのは
「きびなご寿司」

”きびなご”は、体長6センチほどの小さな魚です。
伊豆でとれた”きびなご”を丁寧に開いてにぎった、
小さなお寿司です。

パクッ。モグモグ・・・。そろそろ日暮れ。

ふと、開けた視界からは、夕日が傾く水平線。

さわさわとススキを揺らしながら吹く風が、
体を抜けてゆきます。

2011/11/12

フランスへ!

こんにちはtarasukinです。

真っ青な海。真っ青な空。
伊豆半島は、本州から南に向かっておよそ80kmほど
太平洋に突き出した形をしています。

僕たちが住んでいるのはその南の端っこ。
今日も、真っ青な海。真っ青な空!白い砂浜の浜辺で拾った流木は、
すっかり砂に磨かれて、ピカピカと光っています。

この、スベスベとした手触りが大好き。
波と風と砂が、長い時間をかけて磨くのです。
『流木と汎用ロープのホウキ』

波と風と砂が磨き上げた、スベスベの流木と、
波止場で、小舟や浮きをギュッと縛っている、
ごく一般的なロープで作った小さなホウキです。

この週末に出来あがったばかりのたくさんの
『流木と汎用ロープのホウキ』たちは、
フランス行きの飛行機に積み込まれて、merciへ!
クリスマスに彩られた店内に並ぶ予定なのです。

僕たちはホウキたちを梱包した箱を、軽く叩いて
送り出してやります。

「行ってらっしゃい!」

2011/11/07

浜辺へ・・・。

こんにちはtarasukinです。

月末から、しばらくのあいだ出かけていた僕たち。
久しぶりに戻ってきた伊豆は、ポカポカの陽気で
まるで春のようです。

早速、流木を探しに浜辺へ・・・。

浜辺には僕たちのほかには誰もいなくて、
ただ波の音だけが
ザザザ・・・・・。ザザザ・・・・・。

目に映るいろいろが、なんとも美しいのです。

2011/10/30

やたらと小さいのです・・・。

こんにちはtarasukinです。

この前、軒先に吊るした干し柿。
庭の隅っこに生えている柿で作りました。

いつになったら食べごろになるのだろうと、
毎日軒先の柿を眺めているのですが・・・。

干からびて、やたらと小さい・・・。
こんなに小さな干し柿は見たことがないけれど
大丈夫なのだろうか。庭の隅っこの柿の木には、たくさんの柿。

背の高い木なので、収穫できたのはほんの一部。
高い枝の先には、まだまだまだまだ、たくさんの柿。

もう一回収穫してみようかなぁ・・・。

2011/10/19

朝から笑顔!

こんにちはtarasukinです。

土曜も日曜も月曜も・・・。コツコツと作っていたら、
あっという間に1週間が過ぎてしまったようです。

チクチク、コツコツ作っていたモノタチを箱に詰めて
東京行きの便に載せました。「行ってらっしゃいー。」

CIBONE青山での「TARASUKIN BONKERSのものつくり」は
今月の27日が最終日です。

1週間、写真も撮らずに過ぎてしまったので、bonkersが作る、
朝ごはんのタマゴ焼きの写真です・・・。

朝から笑顔!

2011/10/13

採った柿は・・・。

こんばんはtarasukinです。

先日、庭のすみっこで採った柿。
たくさん。

お湯で渋を抜いて、冷蔵庫で冷やして食べます・・・。
でもたくさんすぎて、冷蔵庫には入りません。

そこで、半分は干し柿にすることにします。
仕事が終わった深夜、延々と皮をむいて、紐でしばって
気がつけば午前3時・・・。

ベランダに吊るして、おいしい干し柿が出来あがるのを
待ちます。楽しみ!

2011/10/10

柿たくさん。

こんにちはタラスキンです。ガサガサ!

ボンカースが庭のすみっこでガサガサやっています。
僕たちの庭のすみっこには、背の高い柿の木があります。
野生の渋柿です。

僕たちがこの庭を開拓したとき、柿の木は蔓に絡まれて
ヤブに埋もれていました。だからひょろりと背が高い。
蔓を取って救出したら、たくさん葉を茂らせて、
たくさん実をつけるようになりました。

毎朝、窓から眺めて、日に日に色が赤くなってゆく柿を
今か今かと待っていた僕たち。
鎌を棒の先に、ギュッとしばり付けて・・・。
柿採り棒。

柿の木はよじ登ると、ポキンと折れやすいのでコレで。
えいっ!

10メートル以上もある柿の木の、枝先が下にさがっている
先っぽのほうにしか届かないのだけれど、がんばって採る。

えいっ!
えいっ!
こんなに採れた。

柿は1年おきに実が豊作になるので、来年はきっと
たくさん実がならないのです。今年は豊作。

まだまだ、木にはたくさんの実がついているけれど、
もう届かないので、鳥たちにあげることにします。

採った渋柿は、お湯につけて24時間待つと渋が抜けます。
明日が楽しみ!