僕たちの住んでいる小さな集落は、小さな入り江に面していて、
小さな波止場にはたくさんの小さな舟が係留されています。
それぞれの舟は、何本かのロープで岸につながれています。
太いロープ、細いロープ、黒いロープ、白いロープ。
漁師のおじさんたちは、このロープの先端を綺麗に編みこんで
綺麗な輪っかを作ります。そうすると、フックや係船柱などに
キュッとロープを引っ掛けられるのです。
輪っかにしたり、団子にしたり、網状にしたり、繋いだり。
漁師のおじさんたちは、とっても上手にロープを扱います。
輪っか。
三本撚りのロープの端っこをバラバラ解いて、
輪っかにして編みこむと、こんな輪っかが出来ます。
一度編みこんで作った輪っかは、ギューギュー引っ張っても
解けることはありません。とっても丈夫!
『knot(ノット)バッグ』
knotというのは、いろいろな方法のロープの結び目のことです。
タヌキ除けに使う、農業用の網で作った箱みたいな形のバッグに、
ハトメをつけて、木綿のロープをキュキュっと編みこみます。
海辺の風を感じる『knot(ノット)バッグ』です。