深い青。クサギの実です。
今日は暖かな陽ざしに、真っ青な空!
クサギ(臭木)の実を集めに野山へ行きましょう。
クサギは、草木染に使う、この季節の木の実です。
葉っぱをちぎると、ピーナッツのような匂いがします。
臭くはないけれど、変わった香りなので「臭木」という名前。
小さな青い実は、ソーダ水のようなミズイロに染まります。
近くの直売所で売っている白パンは、
近所の人が焼いているものです。
田んぼの畦に腰掛けて、お昼ご飯を食べましょう。
飲み物の代わりに、みずみずしいナシ。
国道からすこし外れた海辺の町。小さな集落です。
古い軒先がつづく通りには、変わらず静かな暮らしが
営まれているような気配があります。
お母さんたちの交流の場所だったりして・・・。
見上げると、真っ青な空にトンビが飛んでいたりして、
ゆっくりゆっくり、静かに時間が流れています。
立ち寄った小さな食べ物やさんで売っていたのは
「きびなご寿司」
”きびなご”は、体長6センチほどの小さな魚です。
伊豆でとれた”きびなご”を丁寧に開いてにぎった、
小さなお寿司です。
パクッ。モグモグ・・・。
ふと、開けた視界からは、夕日が傾く水平線。
さわさわとススキを揺らしながら吹く風が、
体を抜けてゆきます。