こんにちはtarasukinです。 今日はbonkersのプレゼントを買いに行きました。ないしょで。
となり町の松崎町。私たちはこの町も好きで、よく行きます。
街の雰囲気はこじんまりとした港町。下田にも似ていますが、
下田よりも落ち着いています。そしてなにやら文化的なかおり。
通りには古すぎず、新しくもない建物や商店が軒をつらねて
います。60代くらいの人が見ると、きっと若い頃を思い出して
懐かしぃー。というくらいの時代でしょうか。写真はトコヤさん。
そして金物屋さん、呉服屋さん、八百屋さん、お花屋さん・・・。
と、一通り。まるで映画のセットのようなのですが、これが
みんなちゃんと営業しているのです。それが好きなところ。
観光用に作られたり、無理やり保存されている風の町って
ありますよね。この町はそういう嘘っぽさがない町なのです。
刃物屋さん。プレゼントは裁ちばさみに決めました。
いつも切れ味の悪い裁ちばさみを使っているのを
僕は知っているので。喜んでくれるでしょうか。
一生ものですよ。と、お店のおじさんが言って出して
くれたのは、ハンドルが真鍮のやつ。わぁー立派だなぁ。
おじさんは裁ちばさみの切れ味と、ハガネの種類について
いろいろと教えてくれました。こちらはね、アタリが
柔らかいよ。とか、こちらは硬いよ。とか。ふむふむ。
それから、和バサミも出してもらいました。
小さな布切れを、それで軽く挟むと
シャリッと半分に切れました。すごい切れ味。
それだけでは終わらず、おじさんは裁ちばさみに
銘入れをしてくれました。bonkersの名前。
で、それだけでは終わらず、おじさんは裁ちばさみと
和バサミの微調整及び、最後の研ぎを始めました。
それを待っている間は、お店のおかみさんとお話。
長くゆったりとした時間。心のこもったお買い物。
品物を受け取るとき、おじさんは棚から毛抜きを一つ、
刃先を確かめながら丁寧に選んで、僕にくれました。
刃物は切れなくなったら、いつでも直しますからねって。
お店を出るともうすっかり暗くなっていました。運河に
沿って歩くと、ひっそりと洋菓子店。『フランボワーズ』
何故こんなところに洋菓子店が?こんばんは。
にこにこと、お嬢さんが出迎えてくれます。
静かな店内のガラスケースにはとりどりの
おいしそうなケーキや焼き菓子が並んでいます。
イチジクのパイは裏庭で採れたイチジクで作った
のだそうです。緑色をしたさわやかなレモンは近所の
農家さんのだそうです。また地元のポンカンで作った
ピールにはチョコレートが。どれもキラキラしています。
明日の朝には必ず食べてくださいと、念をおされつつ
フルーツのタルトをホールで1つ買いました。お会計の
時にお店のお嬢さんが、ニコっと笑っておいしそうな
パンを2つ、渡してくれました。楽しいお誕生日をって。