こんにちはタラスキンボンカースです。
紅葉の季節。
ドライブにやってきました。
朝早くに到着したのは群馬県。
まず訪れたのは世界遺産『富岡製糸場』。早い時間でしたので町はしんと静かで、市営の駐車場には車が1台も止まっていませんでした。
1872年に完成した繰糸所(そうしじょ)は国宝となっており、太い柱と梁の間にレンガを隙間なく積み上げた『充填型の”木骨煉瓦造”』。
淡いグレーに塗られた木骨と赤い煉瓦の組み合わせが印象的な建物で、木骨の杉は妙義山から、煉瓦は隣接する甘楽町の土で焼成されたものが使われているそうです。
柱と梁はかなり太い。
明治初期に導入された『木骨煉瓦造』。
日本の近代建築の試行錯誤の真ん中みたいな工法で、今では珍しい建物構造です。
『峠の釜めし』
コレは横川駅の名物です。
その昔、電車で軽井沢へ行くときには、横川駅に停車中、駅弁として多くの人がこの釜めしを買いました。
平成9年に横川駅から軽井沢への区間は廃線となっており、今ここは終点。
だから、今では発車時刻を気にすることなく『峠の釜めし』を食べられる。
その廃線となった軌道は『アプトの道』と名付けられた遊歩道になっています。
レールや架線がそのままの状態で、歩道として舗装整備されているのです。
この建物は、横川駅からおよそ2キロほど歩いた線路わきにある『丸山変電所』。
軽井沢への急こう配を上るアプト式機関車へ、電力供給するために明治45年に作られた施設。
大きな電池みたいなもの。
電池。
煉瓦積みの壁構造に鉄骨トラスの屋根が乗っている。
壁以外だいぶひどく痛んでいたようですが平成14年に改修工事を終え、キレイに修復されている。
CADもCGもなかった時代、人の手が描く図面から形づくられる建物のディテール。
そしてホテルについた。
部屋はメゾネットになっており、1階にはキッチン・ダイニング・リビング。
2階にはツインのベッドルームがふたつある。
100平米ということで・・・ひろい。
『おやき』と『りんご』。旅のたのしみは地域の食べ物。
素朴な『おやき』は野沢菜とおからがみっちりと詰まっていて、採れたての『リンゴ』は弾けるようなみずみずしさ。
ちょっとしっぽりした秋の旅。