「さんぽ行こうー。」
天気のよい土曜日。
晴れた空を眺めながら、私たちが同時に口にしたのは「『須崎半島(すざきはんとう)』を歩きたい」という言葉でした。(気が合う~)
『須崎半島』は伊豆半島から突き出した、およそ2キロ四方ほどの半島で、周囲を海に囲まれた半島独特の雰囲気が私たちは好きなのです。
さっそく車に乗り込み、半島の付け根あたりから、先端の『爪木崎(つめきざき)』まで、道のりにして往復およそ8キロの散歩に出かけましょう。
『須崎半島』の付け根でお弁当を食べ、歩きだすこと50分。
まずやって来たのは『九十浜(くじゅっぱま)』です。↑
青い海に向かって小道を下ってゆくと、その先に小さな砂浜があるのです。
サヤサヤとササが揺れ、なんとも気持ちがイイ。
『九十浜(くじゅっぱま)』
海の水はとてつもなく澄んでいました。
砂浜のわきには磯に続く遊歩道があります。
遊歩道は磯から林を縫って岬へ上がり、爪木崎の灯台まで続いています。
小さな波の音がシャバシャバと絶え間なく、なんとも気持ちがイイ。
マツのトンネルを抜けます。
マツ独特のすがすがしい芳香に包まれるようで、なんとも気持ちがイイ。
その先は照葉樹の林です。潮風の強い海岸地帯では、葉っぱが硬くてツルツルとした木々だけが生き残って林を作っています。
硬い落ち葉が降り積もった小径は、一足ごとにカリカリ・サクサクと音を立て、なんとも気持ちがイイ。
そして岬の上に出た。
鮮やかな青い海が、目の前に広がります。
この景色、なんとも気もちがイイ!
こうして、「なんとも気持ちがイイ」のを感じながら散歩している土曜日。
わたしたちは、なんとも幸せ。