2026/11/02

感性を呼び起こすもの②

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

ホテルのエレベーターホールに設置した”標本”の額装です。

客室へ向かうエレベーターを待つ、ほんの少しの時間、視線に入るカラフルな”標本”。
近づいて見てみると”何の変哲もないもの”のコレクションなのだということに気づくでしょう。

それは、周辺の地域から採集された、カラフルなプラスチックのカケラや、さびた缶のプルトップや、海洋生物の骨格のようなものだったりします。
エレベーターホールに設けられたニッチの中に収められています。

このアートピースのコンテクストは次のようなもの。

『フロントで受取った鍵を手にエレベーターを待つ少しの時間は、これから始まる旅のプロローグ。
それは日常から非日常へと切り替わる時間。
何気なく目に入る標本のエレメントが、海の漂着物を集めたものなのだということに気づく。
子供のころに浜辺で貝殻を拾った時の記憶がよみがえる。
何気ないものに美しさを感じることの無垢な幸福感に、日常から解放された感性の目覚めを感じる。
つまり漂着物のコレクション。標本のようなもの。』
『漂着物のコレクション。標本のようなもの。』

それぞれの物体には、博物館学的なルールに従い、採取場所や素材や名称をラテン語表記した小さなラベルが添えられています。

今回、このホテルが開業からおよそ35年の時を経てリニューアルされたタイミングであることから、施工の方に解体廃材の保管をお願いしていました。それらの中から、過去のホテルの記憶を留めた小さなパーツを選び、このコレクションに加えました。

コンテクスト:TARASUKIN BONKERS
キュレーション:TARASUKIN BONKERS
制作:TARASUKIN BONKERS
サイズ:W1100×H550×D85
額装:構造用合板/アクリル板
台紙:竹尾マーメイド
コレクション数:29組