真っ赤なピーマン。
裏の畑の”おばさん”が、ナスの株を引っこ抜いている。
「風に当たったからもうおしまい。」なのだそうです。
そしてピーマンの株も引っこ抜いて、
「実が付いてるから、食べられそうなのだけ取って食べな。」
って。
って。
引っこ抜かれた、ピーマンとナスの株からプチプチ実を摘むと、
袋に入りきらない量のピーマンとナス。
”おばさん”は、実が熟して真っ赤になったピーマンは取らない。
「おばさん、赤いのも甘くておいしいんだよ。」
「食べたことない。」
そういいながら赤いピーマンをかじってみた”おばさん”。
「へぇ。辛くないねぇ。甘くておいしい。へぇ。」
いつも食べきれないほどピーマンが取れるので、
赤くなったピーマンは食べたことがなかったのだそうです。
ちなみに赤いパプリカは、スーパーで買っているらしい。
赤く熟したピーマン。
甘くて、ドライトマトのようなうまみがあります。