こんにちはタラスキンボンカースです。
そこかしこにヒガンバナが咲き始めています。
もちろん私たちの庭にも。
ヒガンバナは、毎年だいたい同じ時期になると、一斉に地面から出てきて咲き始めます。
それはたいてい、盛夏を過ぎた頃となりますので、庭先や空地や田んぼの畔などの草刈りのタイミングと上手い具合に重なっています。
さっぱりと刈取った草の下から、ニョキニョキと出てくるので、この草刈りのタイミングをほんの一週間でも逃してしまうと、出てきたヒガンバナも一緒に刈り取ってしまうことになります。
つまり、里山などに見られるような、短く刈込まれた緑の草地に紅いヒガンバナが点々と咲くあの美しい風景は、タイミングよく草刈りが行われている証なのです。
ちなみにヒガンバナは、人の暮らしの気配とともにある植物なので、自然の野山にはありません。
里山といえば『栗』や『柿』など、実のなる木が植えられていたりします。
自然と見える山の中に、たわわに実った『栗』や紅く色づいた『柿』がある場合、そこで誰かが畑を耕していた過去があったと考えられます。
そんな場所をよく見てみると、ヤブの中に石積みを見つけたりすることもできます。