2018/02/27

たまご焼きのコツ。あせらないこと。

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

僕らの家の周りではいろいろな鳥がやたらと鳴くようになりました。
少し前には慣れない鳴き方だったウグイスも美しいさえずりをマスターしたようです。

そんなホンワカとした陽気に、冬眠中だったテントウムシがもぞもぞと散歩を始めたり。

と、いうことで僕らもお弁当を作って出かけることにしました。

あたたかな手触りのカーペット素材でできている箱のようなバッグ『KNOT bag "BENTO"(ノットバッグべんとう)』に弁当箱を放り込んでお花見へGO。(南伊豆では桜が咲いてる)

『KNOT bag "BENTO"』は、バッグの底にガッチリと板が入っているので弁当はもちろん、水筒やマグカップも、箱に入れる感覚で持ち運ぶことができます。
おかずは玉子焼きにしました。

ジワリと甘いお出汁が、口にした時のしあわせ感を倍増させてくれる玉子焼きです。

ジワリと甘い玉子焼きの作り方:
たまご5個
砂糖30g(大さじ3強)
しょうゆ12g(小さじ2)
酒40g(大さじ3弱)
水100g(100cc)
顆粒だし少々 または かつお節ひとつまみ

①小鍋に水・顆粒だし・砂糖・醤油・酒を加えてアルコールが飛ぶていどに加熱する。
(かつお節の場合は、調味料を加える前にまず出汁をとりましょう)

②ボールにたまごを割り入れよく攪拌し、①を加えさらに攪拌する。
(粗熱が取れていれば①の鍋にたまごを割り入れても。)

③まず中~強火で熱したフライパンにしっかりと油を敷き、②の1/4程を流し入れて大きくかき混ぜながら焼き、半焼き状態でフライパンの端に寄せる。

④中火に火力を下げ、フライパンの余白にしっかりと油を敷き、③を繰り返す。この時、端に寄せてあるたまごをすこし持ち上げて、その下にもたまごを流し入れましょう。
焼けたたまごを流した半焼けたまごの上にひっくり返すように転がします。
4~5回に分けて繰り返し焼き進めます。

⑤すべてのたまごが焼けたら弱火に火力を下げ、形成に入ります。
フライ返しまたは、テーブルナイフ2本を両手で使ってたまご焼きを押さえつけながら直方体に形成します。
ぶさいくに焼けてしまっても、ちゃんとカタチを整えることができるのです。
表・裏・側面と、フライパンに押し付けながらゆっくり中まで火を通して出来上がり。

たまご焼きのコツ。
焼き始めのフライパンと油がちゃんと熱いこと。以降は中火で油が適宜使われていること。半生の状態で焼き進め、最後は形成しながら弱火でじっくり火を通すこと。あせらないこと。
春の野草を庭で採ってきた。

フキノトウ・ナノハナ・ノビル。
ノビル味噌。

ザクザク刻んで味噌を練り合わせたもの。
フキ味噌。

ザクザク刻んで味噌を練り合わせたもの。

これらをオニギリの中心に潜ませましょう。
ノビル味噌が潜んでいるオニギリの表面には縦に切った小さなノビルを、フキ味噌が潜んでいるオニギリには炒りゴマを、塩ニギリの表面にはナノハナを張り付けておきます。
お花見に来た。

河原には濃いピンクのカワヅザクラが5~6分咲きといった具合でした。桜の下には眩しいキイロのナノハナも一緒に咲いています。

南伊豆では、3月10日ころカワヅザクラが満開の予定。そして3月下旬にはあたりの山が白く見えるほどのヤマザクラが咲き始め、4月には河原に続くソメイヨシノの長い並木が一斉に咲き始めます。

これからの季節に『KNOT bag "BENTO"』が活躍します。
『KNOT bag "BENTO"』(ドカベンサイズと小ベントウサイズがあります)は国立新美術館の地下1階<SOUVENIR FROM TOKYO>で。
ぜひ!

2018/02/25

カワヅザクラ5分咲き

こんにちはタラスキンボンカースです。

曇り空の入り江で『ワカメ』を収穫している小舟。

数日前に『ウグイス』がまだ慣れない声で「ホ~ホケ・ケ・キョキョ・・・?」とか鳴いていたので、春だなぁなどと感心していたら、また気温が下がって寒くなった日曜日。
今日の朝ごはん。

寒い日はなるべく料理を冷まさないで食べる工夫をしましょう。
直径15センチの小さなキャストアイロンのフライパンをそのまま食卓へ。
キャストアイロン(鋳鉄)は蓄熱しますので、食べ終えるまでずっと熱々の状態が保てます。

そして収穫したばかりの生『ワカメ』サラダ。
熱いですから、キャストアイロンのフライパンの下には『何度も洗ったパイル地ふきん』を敷きましょう。
太陽がぼんやり。

カワヅザクラは5分咲きになりました。

2018/02/23

3.5センチ厚パンケーキ焼いた

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

近くの小さな茶屋みたいなところで10月に買った『ニホンミツバチのハチミツ』。

11月の末になると徐々に固まり始めて、味にもどんどん深みが増してきた。
1年を通して咲いたさまざまな花香りを含んだ、とても複雑な味です。
朝ごはんにパンケーキを焼いた。

『ニホンミツバチのハチミツ』が入ったビンを見ていたら無性に甘いパンケーキが食べたくなったのでした。

つけ合わせは近くの直売所で買ってきた、春を告げる芽キャベツと、やや霜にあたって小さく育ったカリフラワー、そしてニンジンを焼いたもの。

霜にあたった野菜は大きく育たず市場には流通しないのですが、実は味が凝縮していて大変おいしくなるので、わざわざそういうのをねらって買ってくる。
厚み3.5センチ。

小麦粉50g+砂糖50g+ベーキングパウダー小さじ1+シナモン少々+塩少々をボールに入れ、泡だて器でサクサクと混ぜます。→タマゴ1コ+牛乳50cc+生クリーム50cc+バニラ少々を加え、泡だて器でていねいに混ぜます。→バターを溶かした弱火のフライパンで焼きます。

ややゆるめの生地で焼くと、しっとりふるふると柔らか~く焼ける。

最後にバターと『ニホンミツバチのハチミツ』をたっぷりと浸みこませて出来上がり。
『FISHERMAN'S MOBILE』

釣り道具のパーツを入れ替えてバランスをとることができます。
実は本当の使い方はよく知らないのだけれど、機能的な造作の釣道具は見ていて楽しい。

ゆらゆらゆれる『FISHERMAN'S MOBILE Lサイズ』は、
国立新美術館地下1階<スーベニアフロムトーキョー>にて展示中です。

ぜひ!

2018/02/22

採れたて生ワカメ!

こんにちはタラスキンボンカースです。

昨日、ご近所のご主人が海へ出て採ってきてくれたもの。
家の前に広がる入り江で育てている『ワカメ』です。

『ワカメ』は、11月頃にタネを海へ沈めて2月に収穫する。
漁業組合のみなさんが一斉に小舟を出して入り江の『ワカメ』を引き上げるのです。
そして袋いっぱいのおすそ分け!

↑これは『ワカメ』の根元で『メカブ』と呼ばれる部分。
せっかくなのでカッコよく撮ってみた。
ビロロ・・・。

採れたばかりの『ワカメ』はこんな色。そしてビロロと大きく、2メートル近くなるものもある。
さっそく頂いた。

海水と同じ濃度の塩水で洗って、ザクザクと切ります。
酢1:醤油1を合わせてかけ、水に晒したスライスオニオンとマヨネーズをトッピング。
口に打ち寄せる磯の香!!

磯の香りには、同時にフルーティーな香りが混ざります。
熱帯のフルーツでレンブというのがありますが、それに少し似ている香りです。

地域の皆さんは、大量に収穫したものを保存するため、湯通し(湯通しすると、瞬時によく見る緑色の柔らかいワカメとなる)して冷凍したり、そのまま干したりするそうですが、ザクザクとした歯ごたえの『ワカメ』を生で味わう事ができるのは収穫期の今だけです。

たいへん貴重な味わいを、いつもありがとうございます。

2018/02/21

カワヅザクラ3分咲き

こんにちはタラスキンボンカースです。

カワヅザクラ。

1枚目は2月17日。
2枚目は2月18日。

いま3分咲きくらい。

南伊豆町では2月10日から3月10日まで『みなみの桜と菜の花まつり』が行われています。

2018/02/18

海は楽しい。

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

冷たい西風が吹き続けていた伊豆半島ですが、日曜日はめずらしく無風でしたので、さっそく流木を集めに行きました。

いつも流木を集めに行く海岸に到着してみると、浜はすっからかんとなっていました・・・。
大潮と大風でどこかへ流れて行ってしまったらしい。

海はいつも動いているので、流木やら時には浜の形でさえもいつの間にかすっかり変わってしまうことも、よくあること。

だからこそ海は楽しい。
仕方がないので富士山を眺めに行った。

海の向こうからはスキューバダイビングの送迎の船が戻ってきたところ。
寒くても、やっぱり海は楽しい!

2018/02/16

フキノトウ

こんにちはタラスキンボンカースです。

朝早くに、庭の手入れをして焚火をしました。

庭の芝生はだいたい10月頃に成長が止まり11月には緑に茶色が混じってきて、12月にはおおむねこんな枯れ色に変わる。

そして1月はカサカサの干し草のような感触となるのですが、やや湿度の上がる2月には全体がしっとりと柔らかくなる印象。

裸足になって歩いてみると、毛足の長いカーペットの上を歩いているようで気持ちがイイ。
「はっ!雑草!」

庭の片隅では、緑の雑草が出始めていました。
春の芽吹きはこんなところから始まる。

これはカタバミの仲間で、あたり一面に、目がくらみそうなショッキングイエローの花を咲かせる一見「キレイ」な植物なのですが、その繁殖力は旺盛で、種がどうにかなっているらしくやたらと増える。
点々と芝生の中に増え始めると、むしっても抜いても踏んずけても、いっこうに減らない。

この時期、まだ株が小さいうちに見付け次第抜いてしまいましょう。
朝からせっせと草をむしっていたら、フキノトウが出てきた!

得した!

さっそくおひるごはんに食べてみよっと。

2018/02/13

TARASUKIN BONKERS ANNEX!

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

現在、TARASUKIN BONKERSのアイテムは『野菜トート』や『何度も洗ったパイル地フキン』など伊豆の暮らしで必要となった身近なものをはじめ、『流木と汎用ロープのホウキ』や『連尺バッグ』など伊豆で出会った素材にインスパイアされたもの、そして『ハギレのクッションカバー』や『いろいろな布のプレイスマット』など実売のきっかけを作ったもの、そして『KNOT bag』や『FISHERMAN'S MOBILE』などヒット商品となったものなど、いつのまにか60種類を超えた。

そんなわけで、身の回りの材料コレクションやら素材、サンプルやら作業スペースなどが手いっぱいになってきたので、家をもうひとつ用意することになりました。

そこで↑木造平屋。みかんの木つき。

ここを『TARASUKIN BONKERS ANNEX』と名付けて使用を開始!

2018/02/12

九十浜(くじゅっぱま)

こんにちはタラスキンボンカースです。

祝日の振り替え日、散歩と仕事を兼ねてTARASUKIN BONKERSアイテムの撮影に出かけました。

下田市の『須崎半島(すざきはんとう)』をぐるりと一周しつつ、点々と撮影スポットを探す旅です。
『須崎半島』にある岬、『爪木崎(つめきざき)』にある市営の無料駐車場に車を止めましょう。

駐車場からはよく整備された遊歩道がいく筋か伸びています。

ひとつは小さな砂浜のある『九十浜(くじゅっぱま)』へ、またひとつは『爪木崎』先端へ、またひとつは『爪木崎』をぐるっとまわる小径へ、そしてまたひとつは今は使われていないとおぼしき波止場へと・・・。

まずは『九十浜』へ向かってみましょう。

海岸性の照葉樹の林を抜けて階段を下ってゆきますと・・・。
木々の間からエメラルドグリーンの『九十浜』が現れました。
サラサラの白砂で、うそみたいにキレイ。
海水も透き通っています。

そして向こうに見えている岬は『須崎御用邸』の敷地となっています。
小ぢんまりとした穏やかな海です。
『九十浜』から、『爪木崎』を巡る小径をゆきましょう。

小径は、海岸沿いをアップダウンしながら、およそ5キロ先の須崎の集落まで続いています。
岬の木々は、斜面に沿って小さく盆栽のように育つ。

風の強い沿岸で、植物がくずんぐりと小さく、また太く厚く育つ様態を『磯馴れ(そなれ)』という。

小さく肩を寄せ合って、一斉に風に揺れるさまがとてもかわいい。

ビャクシン・トベラ・シャリンバイ・マサキ・ヤブニッケイなどの照葉樹が作る小さなトンネルを抜けてゆきましょう。
トンネルを抜けると海が広がった。
濃紺の海。

こんな海を眺めながら『須崎半島』をぐるりと回る、およそ9キロの行程でした。

2018/02/05

根菜のソテー

こんにちはタラスキンボンカースです。

冬は、直売所にならぶ野菜が根菜中心となるのと、食べて温かいのと、料理をしていて温かいという理由で、朝ごはんに根菜類のソテーがよく登場する。

中火にかけた鋳物のフライパンに、縦や横に切った根菜を並べましょう。
(ダイコンは繊維に直角に横。ニンジンは縦。ゴボウは通常は縦ですが太くて柔らかいものであれば横。)

1-2分(表面が乾く程度に)焼いたところでオリーブオイルを回しかけ、塩・コショウを振ります。
さらに2分ほど焼きましょう。

ひっくり返して、3-4分焼いたら温めたお皿に並べて出来上がり。
香ばしく焼けたゴボウのソテーはザクザクの歯応えで、ホクホクの食感。
ダイコン。

こちらも外はザックリ、中はホックリと甘く焼けています。

乾かし気味にじっくりと焼くのがポイントです。
うまみが凝縮して大変おいしくいただけます。

2018/02/03

産みたてタマゴ

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

産みたてタマゴ。

昨日、集落の海辺にある郵便局へ手紙を出しに行った。
家から崖を下って、坂道を降りてゆくと後ろから「タタタッタッタッ・・・・」とスクーターが近づいてきた。

「どこ行くぅ?」(集落のおじさん)
「郵便局へ手紙を出しに。」(私)

「タマゴやるよォ。」(集落のおじさん)

そういって袋に入ったタマゴを、ひょいと渡してくれた。
おじさんは岬の先にある畑からの帰りで、そこではニワトリを4羽飼っている。

「わーっ!!」(私)
「これで2日分。気が向かないと産まないヤツもいるからさぁ。」(集落のおじさん)

袋の中には、大きなタマゴが7個つ入っていました。

こういうの、すごくうれしいなぁー。

2018/02/01

マーマレード

こんにちはタラスキンボンカースです。

「わわわわっ!!」

昨晩はベストコンデイションで皆既月食がみられる日でした。

と、いう事をなにも知らなかった僕は、それはそれは偶然に夜にベランダに出て、何気なく空を見上げたのでした。

宵のころ、山から満月がのぼった明るい晩でした。

満月の日、僕たちの住んでいる伊豆半島の先端では月明かりが眩しいほどに感じられるのですが(よっぽど周りが暗いから)、午後10時になろう空には天の川。

「満月はどこへやら・・・。」と思って天頂を見るとなななんと、右上(南側)のみが金色に輝く赤黒い月。

正直ギョツとしましたけれど、すぐにそれが月食なのだと分かりました。

慌てて北田ボンカースを呼ぶと、彼はすぐにそれが皆既月食であるということ、『スーパー・ブルー・ブラッドムーン』という稀な状態であるということなどを調べはじめ・・・。

それを聞いて、もう目が離せないと思った僕はダウンジャケットを着こんで、腰にブランケットを巻き付けてベランダの椅子であお向けに。

やがて丸い月はオレンジ色になり・・・。

「おおーっ。」

・・・・・・。

変化なしの状態が続き・・・。

それでも目を見開いてあお向けになっている僕とは対照的に、ベッドにもぐりこんでイビキをかき始める北田ボンカース。
そんな北田ボンカース作のマーマレード↑。

北田:「ジャムはペクチンで固まるんだって。タネがペクチンなんだって。だからタネ入り。」

ということで、つぶされたタネ入りのマーマレード。
北田:「太るから全部食べてイイヨ!」

そんなわけで僕は毎朝、山盛りのタネ入りマーマレードをパンにのせて食べています。