2014/11/03

11月3日。晴れ。

 こんにちはタラスキンボンカースです。

11月1日・2日は、集落のお祭りでしたが、あいにくの雨。

伊豆の先端では、毎年11月から2月まで、『西風』が吹きます。
雨が止んだ2日の夜中、
待っていたかのように、強い風が吹きはじめました。

そして、3日の朝はこんなに青空に。
いつもの、伊豆らしい空です。
 今日はお休みなので、散歩へ出かけましょう。

家から歩いて行ける所を、散策することにします。
まずは、裏山。

初夏には『ホタル』が飛ぶ、小さな沢をこえて行きます。
真っ赤な『芙蓉(ふよう)』が咲いていました。

『芙蓉』は、通常は8月ころ、晩夏の花です。
 木漏れ日の小道を登って行きます。
 アケビ。

『アケビ』『フジ』『クズ』といった蔦の類が山には生えています。
大抵、木々をグルグルと締め付けて、腕ほどの太さまで育つと、
最終的には木を枯らしてしまいます。

枯らしてしまうのですが、森の木が一本枯れることによって、
きっと何かの”得”があるに違いありません・・・。
 海が見えてきました。

山道は、峠を越えて、山の反対側へ下ってゆきます。
山の反対側は、海のかわりに辺り一面、緑色です。

山を覆うさまざまな木。
田んぼや畑。そして同じ青空。

さらに峠を一つこえます。
越えるというより、さらに山の上にある集落へやって来ました。

畑の中に、牛舎がありました。
 牛。

長閑な空気。

峠を2つ越えて、見晴らしの良い山に登って、
お弁当を食べて、林の中をさまよったりしたので、
もう、午後3時を過ぎています。

そろそろ、帰途につくことにします。

牛のいる集落から、海辺の集落へ向かって
どんどん下ってゆきます。

家まではあと7キロほどです。
 1時間ちょっと歩いて、やっと海が見えてきた。

傾いた夕日が、水平線に沈みそうに見えます。
水筒に入れてきたコーヒーで一息。
日没まであと20分もなさそうです。

家まではあと30分ほどでしょうか。
およそ20キロ。
7時間の散歩でした。