こんにちはタラスキンボンカースです。
11月1日・2日は、集落のお祭りでしたが、あいにくの雨。
伊豆の先端では、毎年11月から2月まで、『西風』が吹きます。
雨が止んだ2日の夜中、
待っていたかのように、強い風が吹きはじめました。
そして、3日の朝はこんなに青空に。
いつもの、伊豆らしい空です。
今日はお休みなので、散歩へ出かけましょう。
家から歩いて行ける所を、散策することにします。
まずは、裏山。
初夏には『ホタル』が飛ぶ、小さな沢をこえて行きます。
真っ赤な『芙蓉(ふよう)』が咲いていました。
『芙蓉』は、通常は8月ころ、晩夏の花です。
木漏れ日の小道を登って行きます。
アケビ。
『アケビ』『フジ』『クズ』といった蔦の類が山には生えています。
大抵、木々をグルグルと締め付けて、腕ほどの太さまで育つと、
最終的には木を枯らしてしまいます。
枯らしてしまうのですが、森の木が一本枯れることによって、
きっと何かの”得”があるに違いありません・・・。
海が見えてきました。
山道は、峠を越えて、山の反対側へ下ってゆきます。
山の反対側は、海のかわりに辺り一面、緑色です。
山を覆うさまざまな木。
田んぼや畑。そして同じ青空。
さらに峠を一つこえます。
越えるというより、さらに山の上にある集落へやって来ました。
畑の中に、牛舎がありました。
牛。
長閑な空気。
峠を2つ越えて、見晴らしの良い山に登って、
お弁当を食べて、林の中をさまよったりしたので、
もう、午後3時を過ぎています。
そろそろ、帰途につくことにします。
牛のいる集落から、海辺の集落へ向かって
どんどん下ってゆきます。
家まではあと7キロほどです。
1時間ちょっと歩いて、やっと海が見えてきた。
傾いた夕日が、水平線に沈みそうに見えます。
水筒に入れてきたコーヒーで一息。
日没まであと20分もなさそうです。
家まではあと30分ほどでしょうか。
およそ20キロ。
7時間の散歩でした。