2010/12/05

静かな水族館

こんにちはtarasukinです。
 
伊豆の下田は、日本で最初の開港地。
ながい鎖国が終わったときに、開港した場所です。
 
黒船に乗ってやってきた、ペリーの一行が通った道は、
今でも古い家々が点在する小道として残っています。
海水の出入りする小さな川に沿って、その道はあります。
 
石で積まれた川岸には、アロエの花が咲き始めていました。
ペリーが通った小道から、 静かな町並みをすこし行くと、
小高い山を抜ける、トンネルがあります。
 
車がやっと、すれちがえるほどの細くて長いトンネルを抜けると、
森に囲まれて、ひっそりと静かに海が開けます。
その海の手前には、水族館。
入江に作った水族館では、イルカが跳ねていました。
 
海がそのまま、イルカのプールになっているのです。
一方、水族館の入り口では、大きなウミガメが
5~6匹、こちらを気にしながら、スイスイと泳いでいます。
 
「アシカのショーが始まります・・・。」
園内からは、楽しそうなアナウンスが聞こえてきます。 
 
のんびりと、静かな雰囲気が心地のよい水族館です。
水族館から海に沿って遊歩道が作られています。
 
海を眺めながらお散歩ができます。海の水はよく澄んでいて、
所々で、白い砂の水底が見えます。
 
少し行くと、つり橋でつながった小さな島。 
島には、細い小道がぐるりと作ってあって、
ひと周りすることができます。
岩の階段を登ってゆくと、島のてっぺんに小さな祠がありました。
てっぺんは、少しだけ高くてよい眺め。
小さな木に囲まれた小さな島は、なんだか心地のよい場所でした。
 
ふたたび海沿いの遊歩道をゆきます。
徐々に空がピンク色に染まってきて、もうすぐ日暮れ。
ほとんど人影はなく、ただ波の音だけがずっと聞こえています。 
タラスキンボンカースのホームページ
 
ほんのすこし、新しくしてみました。