2010/12/08

秋のみのり

こんにちはtarasukinです。
 
秋の実りを探しに行きましょう。
おにぎりと、ポットに入れたコーヒーを持って、
枯葉の山道をザクザク・・・。
 
まっ赤に色づいているのは、「ハゼノキ」。ウルシの仲間です。
赤や黄色、ムラサキにオレンジ。色とりどりの木々に、
色とりどりの木の実が、たくさん付いていました。
 
キラキラ輝いて、デパートのお菓子売り場のようです。
おいしそう・・・。
山道を2時間ほど行くと、山の上に集落があります。
 
ゆるやかな斜面には畑が広がって、数軒の家と、牛舎。
木造の牛舎からは牛たちの声が聞こえてきます。
牛が蹴ったのでしょうか、壁にあいた穴からは、
かわるがわる、黒い牛が外をのぞいては、モー・・・ォ。
 
「だれか来た・・・。」と、
言っているように、じっと外をうかがいます。
牛小屋の脇の納屋はカラフルです。
 
ありあわせのペンキで塗ったのでしょうか。
赤にブルー、オレンジに黒。そして窓枠は白です。
壁には、スコップや鋤が丁寧に引っ掛けてあります。
 
きれいに刈り込まれた生垣の中では、
きれいなキクの花がたくさん咲いていました。
腰のまがったおじいさんが、なにやら作業をしています。
ゆっくりゆっくり、そして丁寧に丁寧に。
 
山のてっぺんで、おにぎりを食べます。
片道3時間。
秋の野山は、豊かな実りでいっぱいでした。