こんにちはタラスキンボンカースです。
5月22日の日曜日。
4月の末から続いていた仕事がひと段落したので、久~しぶりに日帰旅行に出かけました。
やってきたのは、静岡県の小山町(おやまちょう)です。
衛星写真(Google Earth)を眺めていたときに、「顕微鏡で見たタマネギの細胞」のような地表を見つけたのだった。
そこへ行きたい!それを見たい!
そして、やってきた。
小山町は、私たちが暮らす伊豆半島と同じ静岡県ですが、私たちの家からの距離は110キロほどと、かなり遠い。(新宿からだと約94キロなので東京のほうが近い)
辺りには、見渡す限り田植えが済んだばかりの緑の田んぼが、森に囲まれて水をたたえていた。
衛星写真で見えた「顕微鏡で見たタマネギの細胞」みたいなものの正体は、この、田んぼなのでした。
土で固められた畔(あぜ)が、有機的な曲線を描いている。
この日も、あちこちで畔の草を刈り込む人の姿があって、そうとう頻繁に手入れをしている模様。
畔は、キレイに見せるために作られているわけではなく、田んぼに水をたたえるための淵であると共に、大切な機能(雑草の種を繁殖させないことや害虫を寄せ付けないようにすることも)がある。
その大切な機能が損なわれないように地道に丁寧に管理した結果が、この美しい景観を作っているわけだ。
小山町の「顕微鏡で見たタマネギの細胞」みたいな風景。
それは、丁寧で実直な暮らしが作った、必然的に美しい景観だった。