2021/02/23

尊いカブ

こんにちはタラスキンボンカースです。

朝食を終えたころ、玄関の外で”おばさん”が呼んでいる声がした。
「畑を耕すから、カブを採りにこらっしゃい。」(「こらっしゃい」は、このあたりの言い方で「いらっしゃい」という意味)

”おばさん”の畑には、まだひと畝のカブが植わっており、今年のカブはもうこれで最後なのだそうだ。
全部抜いた。

最後と言うだけあって、粒ぞろいにどれも大きく育っている。
大小合わせて90個あった。

”おばさん”が育てたカブのほとんどを私たちがもらって食べている。

”おばさん”はカブを抜いた畑を耕して、ジャガイモを植えるのだそうなので、お礼に耕運機を運ぶのを手伝った。
もらったカブを洗っているところ。

玄関先の流しで、あらかたの土を落とします。
カブは、葉っぱも香りがよくおいしいので、柔らかそうなところを洗って取っておきます。

流水で洗う作業は冬にはつらいものですが、この日はポカポカと暖かく、(ほぼ暑い)作業もはかどる。

向こうには海がキラキラ光っているのが見えます。

あらかた洗ったら、家の台所へ運んでいって、もういちどタワシで丁寧に洗います。
洗いました。

洗ったカブは、30分ほど天日に晒して乾かしておきます。

乾いたら、袋などに分けて保存します。
気づけばすでに1時間半ほどが経っていました

夏の終わりに”おばさん”が畑に植えてからおよそ半年。
そして、抜いて洗って口に入る。

スーパーで買えば簡単に口に入るものだけれど、こうして台所に並んだカブの姿は何だか尊い。