タラスキンボンカースの倉庫(TARASUKIN BONKERS ANNEX)の庭に生えている『甘夏(あまなつ)』。
毎年たくさん実るので、よく摘んで食べていますが、今日はこの『甘夏』で保存食になるマーマレードを作ることにしました。
タラスキンボンカース式:
ひと晩浸けたり、茹でこぼしたり、アクをとったりなどしない方法です。
材料は次のとおり。
・甘夏4個
・砂糖800g(甘夏と同じ重さ)
早朝に摘んだ『甘夏』4個を、タワシでよく洗います。
良い香りです。
横半分に切って、種と果肉を取り分けます。
(苦味が出るので傷のついた種は除きます)
果肉の入っていた薄皮も取り除きました。
取り分けた果肉は、荒くつぶしておきます。
取り分けた種は、マーマレードをジェリー状に固めるペクチンを抽出するため、かぶるくらいの水に浸けておきます。
皮をさらに4等分し(三角形になる)、さらに台形の断片と三角形の断片に切り分けます。
白いフカフカの部分をそぎ落とします。
白いフカフカの部分は苦味が強く、また煮溶けて仕上がりが濁る。
薄くスライスしましょう。
2mm程度が良いでしょう。
たくさん刻むので根気がいりますが、「楽しい」と思い込んでゆっくり作業しましょう。
ステンレスかホーローの鍋を用意します。
果肉をザルでこしながら果汁を入れます。
刻んだ皮を入れます。
皮が浸る程度に水を加えましょう。
種をつけておいた水と、布や出汁バッグのようなものに包んだ種を放り込みます。
中火にかけます。
沸騰したら蓋をして弱火で2-3時間煮ます。
ひたひたの水分量を保持し、もし減りすぎていたら水を足します。
3時間煮ました。
このとき、別の鍋でお湯を3L程度沸かしておます。
固形物の体積と液体の体積がおよそ1:2となるよう、お湯を足します。
(すでに液体が多い場合は、蓋をせず中火で水分を飛ばします。)
種の入ったバッグをかるく絞って取り除きます。
砂糖を800g入れます。
(砂糖の重量は丸ごとの甘夏×使用した数と同じくらいが目安)
(好みで次のモノを入れるのもオススメ)
・塩をひとつまみ。
・シナモンパウダーをひとふり。
全体をよくかき混ぜ、中火でふつふつと沸騰する温度で10分ほど煮ます。
(スプーン少量の液体を採り、冷まして液体がトロリと固まるまで)
その間に、残ったお湯の中に保存瓶と蓋をまんべんなく浸して殺菌しておきましょう。
殺菌した瓶に詰めて出来上がり。
冷めて固まるまで、動かさずにそっと置いておきましょう。
たっぷりできましたので、パンに付けたり、ケーキに塗ったり、ポークを焼いたり、いろいろおいしく使いましょう。