2019/06/21

暮らしの気配。ひものの薫り・・・

こんにちはタラスキンボンカースです。

朝ごはん前、家から波止場まで散歩にでかけました。

私たちの暮らしている集落は、海から山がせりあがるような地形のわずかな面積に、小さく寄り集まるように形づくられています。

集落の中には、車の入れない細い路地や階段がめぐっており、まるで迷路のよう。
私たちの家はこの集落から見ると、山の上にポツっと建っているように見えます。

家から波止場までは直線距離でたったの400メートルですが、高低差が70メートルほどあるので往復30分程度の、ほどよい散歩コースになります。

路地に人の気配はありません・・・。
波止場。

誰もいません・・・。
漁船を岸へ引っ張り上げるときに使う部材いろいろ。
鎖。

集落の人たちは大なり小なり、たいてい船を持っており、漁(仕事としての場合もあればそうでない場合もある)をすることが日常的な暮らしの一部となっています。

いつもは、おじさんたちがおしゃべりしながら船の手入れをしているのですが、誰もいません・・・。
波止場の一角にある倉庫。

建物をおおうツタの葉っぱが風に揺れて、「サラサラ」と音を立てていました・・・。
軒先に干してあるニンニクとタマネギ。

どこもかしこも人の気配がない朝の集落。
しかし、暮らしの気配はそこかしこにあって、ただ忽然と人影が消えてしまったかのようです。

その時、どこからともなく”ひもの”を焼く薫りが漂ってきました・・・。

どうやらみんな、お家で朝ごはん食べているようです。