こんにちはタラスキンボンカースです。
『マコモダケ』
『マコモダケ』は『マコモ』というイネを4倍に拡大したような植物の茎で、この時期にだけ出回る旬の野菜。
独特な味と食感で、しいて言うと同じくイネ科のトウモロコシの若いのか、同じくイネ科のタケノコの甘いのか・・・とにかく他にたとえるのが難しいのですが、何しろとてもおいしい。
旬は短いので、見つけたらすぐさま買ってくる。
いちばん簡単な食べ方をご紹介いたしましょう。
まず、切る。
ザグッという気持ちのよい手ごたえ。
中はみっちりとしたクリーム色に近い白で、黒いすじが少し入った感じが『ドラゴンフルーツ』の輪切りをほうふつとさせますが、もっと身近にエリンギを輪切りにしたような感じでもある。
皮を剥きましょう。
皮といっても、中身と皮は一体化しており、はっきりとした境界を見つけにくいので、表面の緑の部分をそぎ取るくらいで大丈夫。
そんなわけで、緑の内側は中身なので、意外なほど先端まで食べることができます。
中火のフライパンに並べてバターをひとかけら。
塩とコショウをふりましょう。
薄く色づいたらひっくり返して火を止めます。
焼きすぎないように余熱で火を通します。
お皿に並べて・・・。
さあ、その独特な食感は「グギッ」という歯ごたえで、見た目とおなじくエリンギをとてもシッカリさせた感じとも言えます。
そして、タケノコやトウモロコシの若いの(生のヤングコーン)にも共通するような、イネ科独特の甘みと、バターの風味をたっぷり含んだ味わいのコンビネーションは、一度食べると忘れることができない、ほかにたとえようのない味の野菜です。
今だけの『マコモダケ』。
いづこで見つけたなら、迷わず味わってみてください。
ぜひ。