「南伊豆からコンニチハ展」
このような具合に会場が仕上がりました。
「コンニチハ」の下に並んでいるのは、『流木と汎用ロープのホウキ』。
浜に打ち上げられて砂に磨かれた流木と、汎用的なロープを組み合わせて作られた小さなホウキです。
左の小さいのは、『ミシン刺繍の鍋つかみ』。
ハギレをツギハギして、ミシンししゅうを施した鍋つかみです。
右の四角いのは『レジャーシートポーチ』。NEW ITEM!です。
ブルーシートやレジャーシートなどの汎用的なシートと厚手の帆布で作られた、クラッチバッグです。
巾7.4メートル、高さ4.1メートルの大きな壁一面にタラスキンボンカースのアイテムが整列。
空間すべてがタラスキンボンカースの世界。
壁面にちりばめられた写真の1枚1枚は、およそこのブログから抽出されています。
左手の白い箱に置かれているのが、南伊豆で私たちが出会った『何の変哲もないモノたち』。
浜辺の流木や、農業用の網や、港のロープなど。
しかし、その『何の変哲もないモノたち』が、私たちふたりの目にはまるで、『タカラモノ』のように輝いて見えているのです。
浜辺の流木も、農業用の網も、港のロープも、私たちは大好きなのです。
家の裏にある山道。「コンニチハ展」スタートの翌日、家の裏で畑をやっている”おばさん”が玄関にやってきた。
いつも元気な”おばさん”なのですが何やら疲れている様子で「手伝ってもらえないかねぇ・・・。」と。
話を聞くと、畑の肥料にするケイフン(1袋25Kg)を、運んでいるのだそうです。
「46袋運んだところで、足がもつれてきて、モウダメだと思って・・・。」
「すぐ手伝うから、おばさんは休んでいて!」と、山道をたどってゆくと、運び残されたケイフンはたったの4袋でした。
ケイフン袋は全部で50袋あって、46袋までは”おばさん”が一人で運んだのでした。
”おばさん”は、「全部ひとりで運ぼうとしていた」のだそうです。
4袋のケイフンを運んだら、野菜を山ほどくれた。
「シシトウはもう抜いちゃうから」と、枝ごと。ナスとトマトは実っているのを全部切ってくれました。
1袋25Kgのケイフンの袋を抱えて、山道を運ぶのは大変な作業です。
僕たちが忙しそうにしているのを見ていて、「ひとりで運ぼうと思った」という”おばさん”に頭が上がりませんでした。
シシトウたくさん、ありがとうございます!