2016/05/09

石ころ浜

こんにちはタラスキンボンカースです。

伊豆半島の南端にある『奥石廊崎(おくいろうざき)』

伊豆半島のなりたちは、海底で生まれた火山群が南から移動してきて、60万年前に本州に合体したものだといわれています。

沢山の火山が次々と生まれては消え、半島全体がその痕跡や噴出物でできているため、岩肌がちょくせつ見えるこういう海岸では、様々な岩石を見ることができるのです。

手前のガケは黒く見えるのだけれど、遠くに見えているガケは白いように材質も色も場所によって異なっていて、その下に広がる浜も、石ころだったり白い砂だったりする。
この浜は石ころでできている。

浜は、ガケの材質だけではなくて波の入り具合によっても様々な表情を持っている。

比較的波がダイレクトに入る浜は、石ころ。入り江になっているところは砂浜。また潮の流れ方によってもいろいろのようで、砂の浜が台風の後には石の浜に変わってしまうことも。

この浜は波打ち際には白い砂浜があって、岸辺には石ころが敷き詰められています。
浜へ降りてみましょう。

ひとっこ一人いない浜辺には、さまざまな材質や色、重さの石が転がっていました。
どれも波に転がされて、丸い形をしています。

よく見ると、石ころの中にはボーリングの球のように穴が開いているものがある。
コロコロとしている。

白い色のモノは比較的軽く、どうやら堆積岩のようで、黒いものは比較的重く溶岩らしい。

また、濃いグレーでたくさんの穴が空いているものものや、ピンクベージュや淡いグリーンのもの、シマシマ模様のものもある。

どれも同じように波に転がされて出来上がるカタチなのだけれど、色と重さと形には、何となく傾向がある。

こうして石ころを眺めているあいだ、石ころが波に転がされる「ゴロゴロゴロゴロ・・・・・・・。」という心地の良い音が、絶えず聞こえてくるのでした。