2016/04/29

『ロープを編んだドアストッパーをつくるワークショップ』

こんにちはTARAUKIN BONKERS(タラスキンボンカース)です。

先日のこと。あまりに熱心に仕事に取り組んでいたものですから、買い物に行きそびれてしまいました。

僕たちの家から、スーパーまでは12キロほど。そして、さらにその先にある野菜の『直売所』は午後4時には閉店してしまうので、買い物は計画を立ててゆく必要があります。

そんなわけで、台所の野菜カゴが空っぽなものですから、庭の隅に作った『タラスキン農園』の野菜を摘んできて夕食のおかずにしました。

何度刈り取っても、生えてくる循環式畑の野菜がこんな時に活躍するのでした。

採れたのは、ミツバ・セロリ・芽キャベツの伸びたやつ。
さて、みなさまへTARASUKIN BONKERSのワークショップをご案内!

もうすぐやってくるゴールデンウィーク中に、ワークショップをやらせて頂くことになりました!

『ロープを編んだドアストッパーをつくるワークショップ』
開催場所はCIBONE Aoyama。
日時は5月7日(土曜日)の14:00からのコースと、16:00からのコースがあります。
所要時間はおよそ1時間ほどでしょうか。
ご予算は4,500円(税別)となっています。

ご案内はこちら!

ロープを編み込んで、大きなドアストッパーを作りましょう。

ご用意いただくものは、『手』だけ。

ロープで編み込んだこのボールは、船乗りが、船を港に係留する際に船上から岸に向かって投げるロープの先端に付ける重りです。

重りなので、ドアストッパーやブックエンドペーパーウェイトとしても活躍します。

伊豆の浜辺にある丸い石を用意いたしますので、好きな重さのモノを選んで編み込んでみましょう。
さて、上手に編み込めるでしょうか!

みなさま振るってご参加くださいませ!!

2016/04/23

模型

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、ロールの生地が届きました。デンマークからです。

張りのあるたいへん上質な生地で、ニュアンスのある美しい色がデンマークデザインという感じです。

さて、この上質な生地に型紙を当てて切ります・・・。

ザクリッ。
10分の1サイズの模型を作りました。

・・・。

いったい何が出来上がるのでしょうか!

2016/04/20

新緑色いろいろ。

こんにちはタラスキンボンカースです。

今朝。家の窓から見える山の新緑がさらにいっそう鮮やかになったようで、海岸性の森に見られるシイノキ独特の、ライムグリーンに輝いていました。

ひと雨ごとに鮮やかさが増して、すでに直視できないほどにまぶしいのですが、いったいどこまで鮮やかになるのでしょう。

まさに今、この時期にしか出会えない新緑のいろいろを、私たちの庭からご紹介。
まずは『トベラ』。
そして、『エノキ』。
 『マサキ』。
 『アオキ』。
 『イヌビワ』。
『ハゼ』。
 『ビワ』。
『シロダモ』。

『マユミ』。
『タブノキ』。
そして『クワ』。

この辺でやめておきます・・・。

2016/04/18

無骨でカッコイイ『PLYWOOD FRAME』

こんにちはタラスキンボンカースです。

『PLYWOOD FRAME(プライウッド フレーム)』。

もともとは、家の修理で出たたくさんのPLYWOOD(構造用合板)の破片で作った額縁です。

PLYWOOD(構造用合板)は、住宅をはじめ、木造建築の構造部分を構成するために使用する建築資材で、主にツーバイフォー工法(ウッドフレイミング)の住宅に使用されています。

ツーバイフォー工法(ウッドフレイミング)で建てられている建物は、世界的には多く、主にアメリカ、そしてカナダや北欧の住宅も、細かい方法に差異があるものの基本的にはこの方法で建てられている。
ウッドフレイミングというのは、ツーバイフォー材と呼称される2×4インチが基本サイズの(2×6・2×8・2×10などいろいろある)角材とPLYWOOD(構造用合板)を使って、建物を段ボール箱のような大きな箱状に組み立てる方法。

アメリカでは、3~5階建ての建物でもこの方法で作られるので、外観がビルディングのように見えても、実はウッドフレイムによる木造だったりもするのです。

PLYWOOD(構造用合板)の、縦横交互に重ねられた針葉樹の薄い板が、『引張り』や『せん断』『圧縮』『曲げ』などの力に、果敢に作用して建物を保持している。
薄い板の積層が、強い力を生み出す。

PLYWOOD(構造用合板)は、その性能によって等級や品質が規定されていて、用途に応じて使い分けがされる。

通常は、建物の仕上げに隠されてしまう、いわば縁の下の力持ち。
愛らしい、シマシマ模様の断面をした優しい姿に秘められたその能力が、カッコイイ。
『PLYWOOD FRAME』

家を支えるカッコイイ構造用合板で作った、小さなフレームです。
国立新美術館の地下1階<SOUVENIR FROM TOKYO>で販売中!

2016/04/15

玉ねぎの葉っぱ

こんにちはタラスキンボンカースです。

昨日の雨が上がって、明るい陽が差した山は、緑色がググッと濃くなったようです。

私のデスクの90度右後ろには、北田ボンカースのデスクがあるのですが、視線を感じて振り向くと、小袋に収まった『クマの針刺し』が、こちらを見ていました・・・。
さて、今日のお昼ご飯。

毎日のご飯は、日替わりで担当が回ってくるのですが、今日は私の番。
台所のカゴには、新タマネギ。冷蔵庫には小さなひき肉のパックがあったので、和風ハンバーグを作ることにしました。

用意したのは、新タマネギ・ニンジン・エリンギ・ゴボウ。

新タマネギの優れているところは、生で食べても柔らかくて辛くないだけではなく、葉っぱの部分をネギとして使うことができるところ。
刻みます。

同じようにほかの材料も刻みます。

ザクザク・・・。
ひき肉を投入。

小さなパックなので、刻んだ野菜のほうが多いように見える。

塩とお醤油で味をつけて、つなぎの小麦粉を一振りして、こねます。
小判型に丸めましょう。

なぜか、丸にするといかにも和風な感じがするので、今日は小判型にしました。
フライパンで焼く。

中火でヂーッと焼きます。

付け合わせの野菜を、フライパンの空いているところに放り込みます。
フライパンで何かを焼くときは、放っておくのが一番。

何か他のことに時間を割きましょう。

じっくり焼けたら、ひっくり返して、また放置。

好みで、バターをひとかけら放り込みます。
完成~。

和風なので、お酢と醤油に、わけぎを刻んで上からかけます。

北田ボンカースを呼んで、お昼ご飯にしましょう。
刻んだ野菜の、コリコリとしたよい歯ごたえと、バターと酢醤油がさっぱりとさわやかで、少し気温の上がったこの季節にぴったりです。

2016/04/09

ひじき干し

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、集落の入江で刈り取って、焚火の上のドラム缶で、クツクツと8時間も煮ていた『ひじき』。

今朝、6時30分頃に何やらにぎやかな声が聞こえて来たので覗いてみると、ブルーシートを広げて、煮えた『ひじき』を干しているところでした。
丁寧に広げて干す。

今日は少し雲がありますが、晴れの予報。

こうして、広げた『ひじき』を時々突っつきながらひっくり返して、干すこと1日。乾物売り場で見かける、カリカリの『ひじき』が出来上がります。

2016/04/07

お花見

こんにちはタラスキンボンカースです。

昨日の朝、集落では『ヒジキ』の引き上げが行われていました。

朝早くからおじいさんやおばあさんたちが、一斉に舟でこぎだして、岩場の『ヒジキ』を刈り取るのです。

同時に、集落のあちこちでは焚火に薪がくべられて、大きなナベ(ドラム缶)にたっぷりのお湯が沸かされます。

刈り取った『ヒジキ』は、その日のうちに焚火の火で、グツグツと煮ること8時間。

こうしてできたものが、『生ヒジキ』。さらに、それを天日で干すと乾物として売っている、黒くてチリチリの『(干し)ヒジキ』となるわけです。

おじいさんやおばあさんの、賑やかな笑い声、そして景気のよい焚火の香りが集落中に漂っていました。
午前中、私たちは材料の買い出しに出かけたついでに、お花見。

近隣の町のソメイヨシノはまだ6分咲きですので、これからもう少し、お花見ができそうです。

ところで、この辺りではどこにでもたくさんのサクラが咲いているからか、木の下で宴会をする人はいません。

カラフルなちょうちんがかわいらしい、下田のサクラ並木。
誰もいない南伊豆のサクラ並木。
まだツボミがたくさんついています。

あと2回くらいはお花見ができそうなので、得した気分です。
帰り道。

僕たちの家がある集落は、町から山を越えた海辺なのですが、山には山のサクラが満開になっています。

いわゆる『ヤマザクラ』ですが、ソメイヨシノの原種を含むさまざまな種類のサクラが思い思いに咲いていて、色は、白・薄いピンク・緑・黄緑など様々。

こうして、山をぼんやりと眺めるのも、ステキなお花見となるのでした。

2016/04/04

山が白くなりました。

こんにちはタラスキンボンカースです。

山一面に咲いたヤマザクラ。

今年の春はお天気が良くなくて、空がすっきりと晴れません。
それでもヤマザクラがほぼ満開になって、あたりの山々はすっかり真っ白になりました。

「すっかり白髪になった。キレイだよーぉ。」

山を眺めながら、集落のおばあさんがそう言っていた。

2016/04/01

楽しいことイロイロ。

こんにちはタラスキンボンカースです。

皆さんの近くのソメイヨシノは、もう咲いたでしょうか。

今年は雨や曇りの日が多いせいか、ソメイヨシノの開花が遅く、ぼんやり春を待っている間に4月になってしまいました。

先日、近所のシバ犬をヨシヨシなどとやっていると、ご主人が「タケノコ食べるぅ?」と言うので喜んでもらってきた。

掘りたてのタケノコです。

春はちゃんとやって来ていましたね。
さっそく、お弁当に詰めました。

タケノコご飯と、グリルタケノコです。

掘りたてのタケノコは、アク抜きをしなくてもそのまま食べられる。
クシ切りにして、オリーブオイルと塩で、ほっくりと焼きますと、濃厚な味でものすごくおいしい!

お弁当をもって春の海辺へ出かけることにしました。
ララ~。

海辺へ向かう海岸性植物の林を歩いてゆきます。

海岸性植物は、海辺にだけしかない植物のほか、山などに生えている植物の海岸バージョン(名前にソナレ=磯馴れ~と付く)というのがあって、見ていてたいへん楽しい。

潮風や強い太陽光などの海辺の環境に適応するように、あちこち進化したものだけが生き残っているのです。

海岸バージョンというのは大抵、強い海風に耐えられるように葉っぱが厚くて硬くなっているとか、強い日差しを照り返すようにツヤツヤになっているとか、乾燥に耐えられるように葉っぱの形が変わっているなど。

こうして生き残れるものだけが茂っている林の中は、何となく強い生命力が漲っている気配。
キブシが咲いていました。

春の訪れを告げる、白とも黄とも緑ともつかない色の花。

山に生えているキブシよりも花が大きくて、ずっしり、ずんぐりとしている。
ウラシマソウ。

サトイモ科の植物で、ちょっとブキミ。

赤黒い花のような部分の先端がムチのように長く伸びていて、浦島太郎がもっている釣り竿のように見えることからウラシマソウという名前。

山ではちょっと日陰に生えていることが多いのだけれど、ここでは炎天下に群生していました。
岬に出ました。

辺りの地面をおおっているのは、自生の芝生とイソギクなどですが、よく見ると、草のように見えるのは小さく矮化した木です。

トベラ・マサキ・シャリンバイ・ウバメガシなど、通常だと3メートルほどに成長するはずの木が草のように地面に這っている。
断崖絶壁。

20メートルくらいありそうです。

岩場で何やら見つけた様子。

タケノコご飯のお弁当を食べて、あちこち歩きまわっていると、一風変わった雰囲気の岩がありました。

この辺りの岩場は、多くが大昔の海底が隆起してきた地層であったり、溶岩そのものであったり、噴出物に混ざって地中から運ばれてきた岩石であったりするので、変化に富んでいて楽しい。

さて何が見つかったのでしょう。

ルーペを当てて観察。
こっっこれはっ!

岩の中でキラキラと光っているのは、水晶でした。

大変な発見!と、思って喜んだのですが大して珍しくないのだとか・・・。

とにかく、身の回りの小さなことに目を向けるのは、実はうんと楽しいことなのでした。