こんにちはタラスキンボンカースです。
西伊豆町を散歩。の続きです。
伊豆では、トタンのパッチワークを良く見かけます。
石を「オモリ」にしたり、洗濯洗剤のポリ容器を「浮き」
にするのと同じように、身近にある材料を利用しているので、
結果的に、こういうモノが出来上がるわけです。
こんなトタン一枚でも活躍する場所はあるものです。
それにしても、なんとカワイイ・・・。
ひなびた天草倉庫。
この倉庫は、国道に面しているので、車で通り過ぎるたびに
なんとカワイイ・・・と思っていたのですが、
この日は初めて、車から降りてしげしげと眺めてみました。
もう使われていない倉庫のようです。
この、フォントの愛らしいこと!!
その昔、このフォントを考えて、描いた人がいるわけで、
そのころはきっと、この建物もピカピカで、
天草(ところてんの素)の生産も、盛んだったのでしょう。
そういうことも含めて、このフォントにいろいろなモノを感じる。
今にも取り壊されそうな雰囲気だったので、
たくさん写真に収めました。
車で少し移動しました。
こちらは、海沿いの番屋のようなところで、漁に使う道具が
ずらりと整理保管されています。
珍しいモノがたくさんありますが、どれも大抵
手づくりまたは、使う人によってアレンジされたモノばかりです。
「みんな自分で作るんだ。」
通りすがりのおじさんが教えてくれました。
浮き。
道具は、何度も修理され、使われ、また修理され、こうして
番屋で次の出番を待っています。
大事な道具ですから。
古くなっても、活躍し続けている道具たちは、
活き活きと輝いて見えました。
さびた倉庫。
古くても、汚れていても、「大事」に思って使われれば
きっと輝くものになるのだと思いました。
このさびた倉庫も、さっきの天草倉庫も。
それは、きれいにペンキを塗るということではないのです。