2014/05/26

イカのぼり

こんにちはイカです。

鯉のぼりかと思いきや、イカのぼり・・・。
今日は、伊豆半島の西側にある西伊豆町を散歩しています。

漁協の建物のまえで足をヒラヒラさせているのは
5ハイのイカのぼりでした。
(イカは、1パイ、2ハイと数えますね。)

漁港に沿って歩いてみましょう。
波の静かな漁港には漁船がたくさん。

水面をのぞきこむと、小魚たちが舟の陰で休憩しています。
集落は、車が1台とおれる程度の路地が入り組んでいます。

迷路のような路地を歩くと、民宿などが軒を連ね、
芝生のある庭先には花々が揺れていました。
ロープを巻いた石。

漁船の周りには、網やロープ、浮きなどの漁の道具と一緒に
こんな石ころがたくさんありました。

「イセエビ漁のオモリにするんだよ。網がうまく沈むように。」
通りすがりのおじさんが教えてくれました。

丸い石は「オモリ」に、洗濯洗剤の入っていたポリ容器は、
丁寧にロープを巻き付けて「浮き」として使われていました。
少し歩くと、海へ臨む岩山が出現しました。

縞々の地層。
伊豆半島はその昔、太平洋からやって来た火山島です。
そんなわけで、
あちこちで、とても変わった地層を見ることが出来るのです。

海底の堆積物が圧縮してできたものや、
火山の噴火に伴う噴出岩や冷えて固まった溶岩などです。
こんなのをよく見かけます。

岩石と岩石が、セメントで固めたように、くっついている。

雨の浸食などによっていつしか・・・
ころっと落ちるのでしょうね。いつしか・・・。
遊歩道を発見。

登ってみます。
岩山の外は、荒れる海原。
登ったり下ったり。

岩肌に張り付くように作られた階段だらけの遊歩道ですが、
きれいに作られているので、歩きやすい。

ある階段は、海へ向かって降りてゆき、その先は自然消滅。
「降りられるところまで自由に降りてください」という感じ。

岩場は、一歩誤ると崖の下へ転落・・・という雰囲気です。

松の木の生えているほうへ、登ってみましょう。
松林の中です。

飛び石のような遊歩道が、林の中に続いています。
水平線と、海風が抜ける松林。

ひときわ高い場所ではありませんが、気持ちイイー。
松の梢からヨットが見え隠れ。
遊歩道の手すりから、観光船が見え隠れ。

ここから900メートルほどの場所に
「堂ヶ島」の観光船乗り場があります。

少々波がありますが、弾むように走る観光船にはたくさんの
観光客が乗っていました。