お盆さま

 こんにちはタラスキンボンカースです。

お盆。

（僕たちの住んでいる地域では、お盆のことを「お盆さま」って

言うらしい。とっても風情を感じる響き。）

いつもは、おじいさんやおばあさんばかりの小さな集落も、

この季節、帰ってくる子供や孫の姿で、にわかに賑やかに。

いつも静かに暮らしている、おじいさんやおばあさんも、

心なしか、そわそわした様子で、どことなく嬉しそうです。

一年に一度の、きっと、うんと楽しみにしている数日なのです。

だから、嬉しいんです。

家々の庭先には、水着や浮き輪、水中メガネが干してあったり
バーベキューの煙が上がっていたり。

15日の夜には、真っ暗な入り江に大きな花火が揚がって、

お盆を締めくくります。

ドーン・・・・！

「わぁぁーっ」

どこからともなく、最高に楽しい気分の歓声が上がりました。

 昼間、あまりに暑いのでシャワーを浴びました。

ガラリと、窓を開けると蒼い入り江が見えます。いい風・・・。

その揺れる窓辺の枝先に、何かが・・・。

 鳥の巣！

春は、ベランダでコトリが子育てをしていましたが、

今度の巣は、枝先に作ってあります。

小さな巣は、窓から2メートルほど先の枝に作ってありました。

キョロリ。

握りこぶしほどの小さな巣の中には、鳥がいるじゃないですか！

白い輪っかの丸い目。メジロです。

やや緊張気味に、こちらを見ているような・・・。

じっとしているところを見ると、卵を温めているところでしょうか。

ベランダで子育てをしたコトリも、このコトリも、

僕たちのことを信用しているんでしょうかね・・・。近いねぇ・・・。

でも、ヒナがかえったら、見えちゃうかも！

楽しみです。