パタン・パタン・・・・。
なにやら音がするので、あちこち探してみると、
ベランダに干してある”ふきん”が、
風に揺れています。
パタン・パタン・・・。
『何度も洗ったパイル地ふきん』
風に吹かれて気持ちよさそうにしています。
車で、山を越えて行きます。
途中、山間の集落にある、古い神社でちょっと休憩。
ものすごく太い、ずっしりとした柱と梁で作られた社は、
静かに苔むして、凛とした空気に包まれています。
「りっぱだね・・・。」と、感心しているのは
『顔柄ソックス五本指』
bonkersがいっしょうけんめい絞ったニコニコ顔。
草木染をして、昨日絞りをほどいたやつ。
足元を見下ろすと、こっちを向いて笑ってくれます。
秋の磯辺は、水面がキラキラとまぶしく光って、
小さな小さな、サカナの子どもたちが、
波に揺られて、いっしょうけんめい泳いでいます。
岩の上に腰掛けて、おにぎりを食べた後、
僕は、まあるい小石を。bonkersは、貝殻を拾います。
ポカポカとあたたかい日差し・・・。
チャプン・チャプンと静かな波の音・・・。
ジャラジャラと小石の浜を歩く音・・・。
そして、ときどき、コトリのさえずり・・・。
僕もbonkersも、いつまででもこうやって
浜辺を歩いていられそうです。
だって、こういうの楽しくて仕方ないのだモノ。