2010/08/04

裁ちばさみ

こんにちはtarasukinです。

 今日は週に一度の買出しの日。
水筒とお弁当を持ってゆきます。
だって夏だモノ。
 
空にはもくもくの入道雲。
青い海にその影が映っています。

カガミみたい。
はじめに向かったのは刃物屋さん。
 
 bonkersが大切な裁ちばさみを持って行きます。
先日、床に落としちゃったので、
直してもらおうと思って。
 
昨年、僕がbonkersにプレゼントしたやつで、
刃物屋のおじさんが
「手入れすれば一生モノだから、いつでも直すからね。」
って言ってくれたので、安心して持っていったのです。
 
 お店は開いていたけれど、のぞくと、おじさんはいなくて。
奥さんが「せっかく来てくれたのに・・・。」って。
 
 おじさんは、少し前に亡くなっていた。
作業場の横の部屋には、おじさんの写真と祭壇があって。
 
 僕とbonkersはお線香をあげさせてもらった。
それから奥さんは、たくさん話をしてくれた。
 
僕がbonkersにプレゼントして、
「これでモノづくりしよう。」って決めたはさみ。
おじさんがたくさん時間を掛けて、
丁寧に調整して渡してくれたはさみ。
「一生モノだからね。」って。
  
今日、大切な裁ちばさみは直せなかったけれど、
この小さな裁ちばさみは、僕たちにとって、
もっともっと、大切なものになったのでした。
近くの海辺でお弁当を食べたあと、
下田まで40キロほどのドライブ。
 
下田の直売所で、たっぷりの野菜を購入します。
夏だからスイカも。
金物屋さんを2つ回って、金具とかロープとかを購入。
 
夕方5時すぎ、海でひと泳ぎ。
金色の日差しが、白い砂の水底に
キラキラと差し込みます。
だあれもいないので、思う存分はしゃぐ僕たち。
 
帰り道のひまわり畑も、そろそろ満開。