2010/06/03

テングサ

こんにちはtarasukinです。
 
トコロテン。寒天。
私たちの住んでいる集落では、季節ごとに海辺で採れる
海草をおいしく食べることができます。
 ワカメ、メカブ、ヒジキ、テングサ。
 
今の時期は天草。
摘み取った天草は、何度も洗って干してを繰り返します。
そうすると、赤っぽい天草が白っぽくなってくるのです。
港や家の庭先などあちこちで、天草を広げている光景を見かけます。
で、白っぽくなった天草は水でグツグツ煮ると、
寒天の素が出来上がるのです。(通常はこれを薄めて寒天にする)
”素”なので、とっても濃い、かなり固めの寒天です。
 
これをサイコロに切って、きな粉と、黒糖で作った黒蜜をかけて。
噛むとブリッブリンッとはじけるような歯ざわり。
初夏のおいしい食べ物です。
庭先で摘んでくるクワの実。
チキンのソースに。
 
かりっと焼けた鶏肉のソテーに、赤ワインとバター、ベリー類の
甘ったるいソースをあわせて食べるのが、僕は好きです。
 
鶏のモモ肉に塩を振って、軽く小麦粉をはたきます。
バターできつね色にソテー。中はふっくら、余熱で火が通るように。
(骨付きモモ肉の場合は、ゆでてから焼くと、短時間でふっくら焼ける)
 
ソースパンに、赤ワインを入れて煮立てます。
とろりとしてきたら、クワの実、バター、塩、たくさんの砂糖
を入れて少し煮立てたら、焼きたてのチキンの上に。
 
甘くて少しすっぱくて、とろり。