2009/12/27

セロリ50円

こんにちはtarasukinです。
 
「顔柄ソックス五本指」。いろいろな顔の絞り柄です。
これは木綿100%の靴下です。
草木で木綿を染めるのには、ちょっとした工夫が要ります。
 
草木の染料は、たんぱく繊維とは結合しやすいのですが
植物繊維とは結合しにくい性質があるので、絹(たんぱく質)
にはよく染まりますが、木綿(植物)には染まりにくいのです。
ですから、植物繊維に植物性のたんぱく質を固着させます。
植物性のたんぱく質というのは、ダイズです。
具体的にはダイズをすりつぶして絞り、生の豆乳にします。
これを木綿に揉みこんでからよく乾かします。
 
この一手間で、色の染まり具合がよくなるのです。
で、絞ったダイズのカスは、オカラとして夕食のおかずに。
となり町にある、「より道売店」で買ってきた野菜。
セロリには手書きで「50円」って札がくっついている。
僕がこれをカゴに入れたとき、残りは1束だけだった。
近くに立っていたおばさんが、
「良かったぁ。売れてるわ。売れると思わなかったよぉ。」
と、つぶやいた。
たぶん、このセロリを出品した人。
「50円」って、ずいぶん自信のなさそうな文字で書いてあった。
 
もう一つは、カキナ。私たちの住んでいる地域では冬から春に
よく食べられている野菜。多分カラシの仲間。50センチほどの
紫色をした大きな葉っぱで、マスタードのような独特な風味。
葉っぱを欠き取って収穫するからカキナ。こちらは「80円」。
 
蒸して(又はさっと茹でて)カリカリに焼いた油揚げと一緒に
すじょうゆで食べるとおいしい。冬の味覚。