2009/12/16

尊いもの

こんにちはtarasukinです。
 
昨日、久しぶりに漁港を散歩していました。
そこで漁船から降りてきた、ご近所の方に頂いたお魚。
イサキが3尾と黒い鯛みたいな魚です。
イサキは塩焼きによし、刺身によし。上品な味の魚です。
 
黒い鯛みたいな魚は、先日、民宿の”お姉さん”が背負籠を
くれたときに、ブダイと一緒にくれたのと同じ魚のよう。
 
で、今日。雪でも降りそうな寒い曇り空の下、裏の畑では
”おばさん”が畑仕事をしています。「おーい」と呼ばれて
出てゆくと、大きな大根を2つ、引き抜いてくれました。
「今、ほうれん草もやるから。」といって、畑の奥の方に
行ったしまったので、僕は温かい紅茶を用意していました。
 
しばらくして、「おいておくよー。」って声がしたので、
急いで出てゆくと、”おばさん”はすでに階段の下の方に。
階段の途中でお茶にするのも、落ち着かないものと思い、
 
それでは、魚をおすそ分けしましょう。と思って、
「おばさーん、魚をもって行きませんかー。」って、
頂いた魚があるという話をしたのです。
すると”おばさん”は
 
「魚は、海の荒ている今、とっても”尊い”ものだから、
なんとしてでも、あんたたちで食べなさい。」と。
 
僕は”尊い”という言葉をずいぶん久しぶりに聞きました。
でも”尊い”は、決して忘れてはいけない言葉。
イサキも、黒い鯛みたいな魚も、大根も、ほうれん草も。
どれも”尊い”ものです。
だから、どれも大切に頂きました。