2010/05/06

ののはな

こんにちはtarasukinです。
小さくて清楚なノバラ。ものすごくいい香りが庭に広がります。
今日も天気が良いので、朝から昼まで庭の草刈り。
この時期、一日一日と草が伸びてゆくので、そこかしこから、
草刈機の「ビ・・・・・。」というエンジンの音が聞こえてきます。 
草刈は、この時期から夏までに2回、夏から秋に3回行います。

こまめに刈ることで、植生が変わり、雑草も小型化して、
「半自然草原」という、美しい里山の風景が作られます。
土手や田んぼの畦に、ススキやヨモギ、アザミなどの
美しい野の花が咲いて、風にゆれる風景は、
年に5回のこまめな草刈と、自然の回復とのバランスが作る、
絶妙な状態なのだそうです。

 雑草を抜かずに「刈り込む」ことで、僕たちの庭も少しずつ
気持ちの良い、半自然草原になりつつあります。
庭から摘んでくる、いろいろな草花。
ハルジオン・シロツメグサ・四葉のクローバー・のばら・トベラ。
春の花はピンクや紫ですが、初夏の花は緑がかった白が多いようです。
 
ハルジオンは菊のようなさわやかな香り。
シロツメグサは、蜂蜜のようなやさしい香り。
のばらの香りは、小さな花にもかかわらず、ものすごく高貴なローズの香り。
で、トベラは甘い南国の香りです。
どれもかわいい。

2010/05/03

賑やかに

こんにちはtarasukinです。
 
ゴールデンウィーク、楽しく過ごしていますか?
ずーっと悪かった天気は、お休みが始まったとたんに
きげんを直したかのように、明るい日ざしと青い空に。
 
いつもは静かな集落が、にわかに賑やかな季節になります。
私たちの家から見渡せる、湖のように静かな入り江は、
絶好のシーカヤック場。
 
色とりどりのシーカヤックの群れが、岬を巡ります。
 崖のところどころには、洞窟がたくさんあって、シーカヤックは
洞窟の中に入ったり、アーチ状の岩を抜けたりします。
 
リーダーに従って、グループで移動をするので、なんとなく
その動きが、アヒルの親子のようにも見えます。
遅いのとか、ひとりで遠くに行っちゃうのとか、いろいろいます。
 
少し大きい2隻の白い船は、カッターボート。
私たちの家の山側にある、自然少年の家(臨海学校)
にやって来た小学生たちが、力を合せて漕ぎます。 
近くで見ると、けっこう大きな船で、
1隻に16人くらいの子供たちが、ぞろぞろと乗り込みます。
2人で1本ずつ、合計8本の長いオールをいっせいに漕いで、
「イチニ、ソーレ!イチニ、ソーレ!!」と
元気な掛け声で、入り江を行ったり来たりします。
 
初日はみんな声も小さくて、オールもばらばら・・・。
でも、2日目には声もずっと大きくなって、オールも揃います。
そうして最後に、2隻がレースをするのです。
イチニ、ソーレ!イチニ、ソーレ!イチニ、ソーレ!イチニ、・・・
2泊3日で、子供たちはとっても逞しくなります。
元気な臨海学校は、秋まで続きます。
防波堤では釣りです。
 
たいてい休日には防波堤で釣りをする人の姿が見えます。
今日はさすがにたくさん。
つり好きには人気の場所なのだそうです。
朝5時頃には、もうたくさんの人たちが釣りを始めています。
 
「糸垂らせば釣れるよ。」ということなので、
僕たちもそろそろチャレンジしなきゃ。(道具はそろっている)

2010/05/01

ササのコ

こんにちはtarasukinです。
タケノコ食べましたか?
伊豆ではタケノコももう終わり。これからは、マダケなど、
シナチクにするような小さいタケノコの時期です。
 
写真は庭に生えているササ。天気の良い日、耳を澄ますと
プチッ・・・・。パチッ・・・・。と乾いた音がします。ササから。
見ると、節から新しい枝葉が出ています。
その枝葉が成長して、白いカリカリの皮を割る音なのです。
 たくさんのササが同時にプチプチいいながら、
みずみずしい緑の枝葉を広げます。
  
ちなみにこのササも、タケノコをたくさん出しますが、
あまりおいしくは食べられません。ササのコだから。
夏みかん。
山のあちこちで栽培されていて、ハッサク、サンポウカンなど
見分けが付きにくいのですが、
一年中、かわいい黄色の実をぶら下げています。
 
近所で夏みかんを作っているおじさんがいて、
収穫した夏みかんをくれることがあります。「やるよ。」って。
グレープフルーツほどの大きさで、とても甘くておいしい。
(夏みかんはすっぱいと思っていたけれど、とても甘い)
何より、とりたてなので、弾けるようにみずみずしい。
 
こんなのが、たまに山の中に生えていることもあります。
(多分むかし誰かが植えたか、タネから勝手に生えたもの)
そんなのを見つけたときは、少しもらってきます。
野生なので小ぶりですが、爽やかでおいしい。

2010/04/29

いい天気なので、お散歩

こんばんはtarasukinです。

今日は昼にかけて、だんだん天気が良くなってきました。
きのうで仕事がひと段落した僕たちは、さっそく山歩きに。

コーヒーを入れた水筒を用意して出かけます。
まずは家の裏の小道を登って行きます。見上げるとトンビ。

トンビはいつも青い空をくるくる、くるくる気持ちよさそうです。
半分狩。でも半分遊びのようにも見えます。
とっても大きい鳥ですが、カラスによく追いかけられています。
見た目よりも、やさしい鳥なのかもしれません。
ガサガサ・・・・・。山の尾根を歩くbonkers。
 
裏山を少し行くと、大きな大きなマテバシイの林に入ります。
6階建てのビルくらいある、巨大な木々。
そんな、大きな大きな木々に囲まれて立っていると、
自分がとってもチッポケな生きものになった気がします。

高い幹のずっと上の方に、網目のような樹冠が広がります。
マテバシイの大きな落ち葉と、大きなどんぐりを踏みながら
大きな樹冠の下をザクザク、ザクザク歩いていると、
チッポケな僕は、なんともいえない安心感に包まれます・・・。

僕たちの大好きな場所で、「シイノキ山」と呼んでいます。
2時間ほどかけて、山を一つ越えると小さな集落に出ます。
田んぼと畑をかこむ、10軒ほどの集落。

どの家の庭先も、木々がきれいに刈り込まれています。
石垣や道路わきには、すきまなく野の花が咲いていました。
タイヤの中にでさえも・・・。
人々のていねいな暮らしぶりが覗われます。
小さな田んぼで、おじさんがひとり、ポツリ・ポツリ・・と、
一つまみの苗を植えています。点々と、とってもきれいに。
 
クワでなで付けた泥土の畦は、数ヵ月後の夏、
草に覆われた、緑の小道になります。
小さな田んぼの畦は、やさしい曲線を描いています。
小さな集落から、ほとんど車の通らない国道に出ます。
とはいえ、伊豆半島の縁をぐるりと回る道。
木々の間からは、キラキラ光る太平洋が見え隠れしています。
 
もう少し歩いたら、僕たちの家に到着です。

2010/04/27

なんども

こんにちはtarasukinです。
 
ワッフル生地。ベルギーワッフルのような四角い立体の織で、
フカフカで、弾力のある布地です。
 私たちがよく使うワッフル生地は、素朴な木綿の生成り、
コシが強く香ばしい色の麻綿、爽やかな木綿の白などです。
 
反の状態のワッフル生地は、ぺらっとした普通の布。
それを水に浸けて、洗い、乾燥させます。すると・・・。
 見ている間に、生地がどんどん立体になってきます。
これを何度も繰り返すと、フカフカのワッフル生地に。
 
1メートルの布が一回目で90センチ、
二回目で80センチほどに、ぐんぐん縮みます。たのしい。
屋根。
僕とbonkersが去年の今頃ペンキを塗った、ピカピカの銀色。
 
何色に塗るかさんざん迷った末、赤色と銀色が候補に。
赤色は山小屋みたいでカワイイけれど、銀色は陽射しを遮る
という効果が一押しだった。なにしろ伊豆の太陽は強いから。
 
崖の上に建っている僕たちの家のトンガリ屋根。
(集落の人たちが、トンガリ屋根とよんでいる。)
サビ落としをして、下塗りを3回、上塗りを2回。何度も何度も。
ハシゴにしがみついて塗ったっけ。ほんとうにコワかったぁ・・・。

2010/04/23

ラジオ

こんにちはtarasukinです。
 
ラジオ。以前、清掃センターにゴミを出しに行ったときに、
もらってきたラジオ。
燃えないゴミ専用の大きな鉄の籠の中に、
壊れたデスクライトなんかと一緒に捨てられていた。
なかなか古めかしいデザイン。僕が子供のころのよりも、
ほんの少し昔のモノのような気がします。
  
私たちの家にはテレビがありません。
(あるけど放送は映らない。DVD専用)
周辺の地域は、電波が届かないので、地域のケーブルテレビに
加入しなければ、放送を見ることは出来ないのです。
なにより、テレビを見ること以外にも、楽しい時間のすごし方は
ずいぶんとたくさん、あるものなのです。
 
で、ラジオ。といってもNHKのAMしか入りませんが・・・。
 庭のすみっこで土いじりをするときや、焚き火をするとき。
草刈のときや、二人で屋根に登ってトタンにペンキを塗ったとき。
いつでもこれを持ち歩いて、NHKのAMを聴いていたっけ。
どこにでもくっついてくる、とってもかわいい存在。

2010/04/21

新緑

こんにちはtarasukinです。
 
私たちの家の周りには木がたくさん生えています。
これはエノキ。とてもキレイなきみどり色。
木によって新緑の色も、芽の出方もみんな違って、
マテバシイは金色。シロダモは銀色。ハゼは黄色とオレンジ。
タブノキは桃色。他にはムラサキ、赤、茶色などです。
  
あとひと月くらいは、いろいろな草木の芽吹きを楽しめます。
「ハギレのブランケット」の撮影に行きました。
よく晴れた白い砂浜の上で馬たちと。
bonkersが楽しそうに貝を拾っていました。

2010/04/18

ギョーザ

おはようございますtarasukinです。
 
昨晩の夕食はギョーザ。
ギョーザが食べたいなぁって思ったときに、スーパーは
山の向う。行って帰って1時間以上・・・。
だから、ギョーザの皮は手作りに。
 
ちゃわん一杯くらいの小麦粉に塩3フリくらい。
で、水でこねて(強くこねる)ラップして冷蔵庫へ。
その間に野菜(葉ものなら何でも)を刻みます。
昨夜は、ネギ、春菊、ホウレンソウ、タケノコ。ひき肉少し。
入れるといいのはショウガ。好みでニラやニンニク。
 
味は強めに、塩、コショウ、しょうゆ、酒。好みで砂糖。
入れるといいのはごま油。あとはこねるだけ。
冷蔵庫から出した皮を適当な大きさに切って、包むだけ。
あんまり気にしないで作ると、ちゃんと出来ちゃう。
 
香ばしく焼けば、厚い皮がパリパリザクザク。で、モチモチ。
是非やってみてください。

2010/04/17

イソヒヨドリ

こんにちはtarasukinです。
  
枝の向うにいる、ピンボケの小鳥はイソヒヨドリのオス。
ものすごく美しい声で鳴く小鳥です。
楽園を連想させるさえずりは、ジャングルのBGMのようです。
 
2年ほど前、私たちの家の屋根裏には、このイソヒヨドリの
メスが住んでいました。イソヒヨドリのメスは地味なねずみ色で、
声も「ゲゲゲゲゲ・・・・・。ゲゲゲゲゲ・・・・。」って変な声です。
 
夕方になると、どこかから帰ってきて、ベランダの手摺で
「ゲゲゲゲゲ・・・・・・。ゲゲ・・・・・。」と低い声で鳴きながら、
頭と尻尾を上下に振ります。
僕たちがじっと見ていると、少しもじもじして近くの木の枝に
飛び移ったり、戻ってきたり。
そ知らぬふりを見せると、サッと素早く屋根裏に飛び込みます。
屋根の一番てっぺんの裏側に住んでいるようでした。
 
bonkersは早速この小鳥に名前をつけていました。
毎日「ゲゲ・・」と鳴いて帰ってくるので、なんとなく気になる存在。
寒い冬の日、部屋の暖かい空気、届いてるかなぁとか、
風の強い日、こんな日はちゃんと眠れるのかなぁとか。
 
で、ある春の日(去年)、近くの電線にねずみ色のイソヒヨドリと
きれいな色のイソヒヨドリのオスが並んで留まっていたのです。
追いかけあったりして、なかなか仲良しです。
 
そのうち、私たちの家の屋根裏には帰ってこなくなって、
どうやらどこかに2羽で巣を作ったようでした。
 
そして、去年の5月頃、小さな子供を3羽連れて、
私たちの家の周りをよく飛んで歩いていました。
(子供はひとを怖がらないので、すぐ近くまでよってくる)
「ココ、お母さんのお家だったのよ。」なんて言ってたりして。

2010/04/14

どんどん成長します

おはようございますtarasukinです。

 タケノコ三つ。近くの民宿の”おねえさん”に頂いたもの。
掘りたての小ぶりなやつで、こういうのはアク抜きをせずに
そのまま皮をむいて食べられます。

 うすく切ってお味噌汁の具にしたり、タケノコご飯にします。
僕たちが一番好きなのは、すごくシンプルな食べ方。
4つに割ってオリーブオイルと塩を振ってオーブンへ。
ホクホクザクザクしていて、ちょっとトウモロコシみたいで好き。

 これから数週間、直売所などでもタケノコが一気に出回ります。ネギ。裏の畑の”おばさん”が、勝手に抜いていっていいよ、
って言うので抜いてきた。
 
ほんの一束抜いただけでも、台所で見ると大量のネギ。
たっぷり料理に使います。スキヤキに入れたり、
親子丼に入れたり、細く切って味噌汁にさっと入れると、
シャキシャキしてとてもおいしい。
 
まだまだ大量のネギは、じっくりバターで炒めてから、
白ワインで煮て、牛乳とクリームでポタージュに。
”おばさん”にお返しします。「おばさんのネギで作ったよ」って。
草をいじくるbonkers。
  
肩にかけているのは、緑色の網を使って作ったバッグ。
小さなスケッチブックや、昨日、山で取った黄色い夏みかんが
入っています。草もどんどん生長をはじめています。
毎日違う草木の表情を見るのが、何より楽しい季節です。

2010/04/12

チクチク

こんにちはtarasukinです。
 
最近の僕たちは「ミシンでガガガ・・・」。で、その結果。
出来たのは、たくさんのクッションカバーとブランケットです。
 
もう使わなくなった高価な布地のサンプル帳。
それをばらばらにして採集した、小さなハギレと、
フワフワに洗いをかけた綿ワッフルや、素朴な木綿。
弾力のあるリネンや草木染めした麻布、綿ロープなど、
身近な素材を組み合わせて、ミシンと手縫いで作りました。

 僕の選んだ柄と、bonkersの選んだ柄。
ひとつひとつに、名前が付いていて、
みんなかわいい子たち。どれも、違う表情をしています。
その「ハギレのクッションカバー」と「ハギレのブランケット」は、
CIBONE(インテリアショップ)で、作らせてもらったもの。
こういうの、楽しくて僕たちは大好き。
 
ホームページに載っていたので、嬉しくって思わず写真!
シボネ青山店、シボネ自由ヶ丘店で売っています。
 
クッションは撫でると気持ちの良いフサフサ付き。
ブランケットはお昼寝やピクニックにぴったりです。ピクニックといえば私たちの庭で。
チクチクお針子仕事の合間、良い天気だったので庭で朝食。
芝生がどんどん緑色になって、草花がどんどんふえてゆきます。
山歩きたいなぁ・・・。なんて思いながら。もうすこしがまん。
仕事が一区切りしたので、思う存分、山に埋もれるbonkers。
大輪のスイセンを発見して、しげしげ眺めているところ。
ヤマザクラがひらひらと散り始めています。
思う存分、山を歩く僕。
足もとに生えているアシタバの新芽が、今日のおかずです。
右から左から、ホケキョ・・・の声。ラララ~楽しいなぁ。

2010/04/03

たのしい絵

こんにちはtarasukinです。

 クローバー。二人がつまらないことでケンカをしたり、
気分がはれない時の朝に、庭のすみっこで摘んでくる四葉。
ガラスのフラスコに挿してテーブルの上においておきます。
そうすると、いつの間にか二人ともニコニコ、良い気分に。 bonkersが作った、お昼ごはんのオムライス。

 オムライスを作るとき、ケチャップライスをフライパンで炒めると、
フライパンに、ご飯粒がこびりつく・・・。
で、思いついたのが、炒めないケチャップライス。

 タマネギ、チキンはフライパンでジーッと焼きます。
それを(味付けもして)ジャーのご飯の中に入れて、混ぜるだけ。
味は、やっぱり炒めた方が香ばしくてよいのですが、
手間が全然かからないので、いそがしいときはこの方法。

 僕は、ミルクとマヨネーズを入れて、ふわふわに作った
大きめのオムレツをのせることが多いのですが、
bonkersのは、なんだかかわいい顔・・・・。
まわりにニンジンのはっぱがあしらわれています。
ちなみに、左のが僕の顔だそうです。
ふたりで、商品ミーティングを時々する。
テーブルを挟んで、色がどうだとか、カタチをどうするとか
サイズはどうする。なんて話していて、bonkersのメモをのぞくと
こんなことに・・・。時間で集中力が途切れるらしい・・・。