こんにちはtarasukin bonkersです。
お正月にすっかりなまった体を動かしましょう・・・。
と、やって来たのは『稲取細野高原(いなとりほそのこうげん)』です。
ここは、東伊豆町にある『稲取』の海からまっすぐ北西に登ったところで、山全体がススキの原っぱ、つまり『茅場(かやば:昔のかやぶき屋根の材料を採るために人為的に管理された草原)』となっている所です。
さあ、登ってゆきましょう。
ススキの中に設けられたいくつかの細い小径を登ってゆくと『三筋山(みすじやま:821メートル)』の頂上へ行くことができます。
この日は、駐車場から山頂までの往復170分のコースを行くことにしました。
風のない穏やかな日でしたが、ちらちらと粉雪が降りはじめました。
小径はよく整備されていて歩きやすい。
木の生えていない草原では、降った雨が地中へ滲みこんだ後、山肌の少しくぼんだような場所から湧き出して、小さな池を囲む湿原となっています。
いくつかある湿原を巡る小径も整備されていて、ベンチやあずまやで休憩することもできます。
少し行くと、右も左も前も後ろもススキススキススキとなります。
冬のススキは飴色に枯れて、しかしどことなく活きてもいるようで(もちろんすでに春の芽吹きの気配がはじまっている)、なんとなく・・・温もりを感じることもできます。
(じっさいに温かいかも)
小径は緩やかな登りなので、息が切れるということもなくのんびりと歩けます。
ほどなく、三筋山821メートルに登頂。
山頂は、おわんをかぶせたような丸い芝生の丘で、海の上には伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島などが浮かんでいました。
程よい散歩道のようでいて、気づけばこんなに高い山のてっぺん。
気軽に手軽に、晴れ晴れしい景色に出会える場所なでした。