2018/06/01

網のバッグ

こんにちはタラスキンボンカースです。

TARASUKIN BONKERSのデザインには多くの種類の『網』が使われています。

なぜ『網』なのかについて。

『網』は、私たちが2007年に伊豆の海辺で暮らし始めた中で、もっとも印象的に目に映った暮らしの風景でもありました。

集落の路地に入れば、竹竿に真赤なイセエビ漁の『網』がつるしてあったりします。

また波止場では漁師が定置網にあいた穴をつくろっていたり、畑ではおじいさんがタヌキをよけるために網を張っていたり、そして農作物や落葉が網の袋に詰め込まれて軽トラックの荷台に乗っかっていたりもします。

つまり、『網』は海辺の暮らしの中に生き生きと存在しているのです。

今にして思えば、都市にも『網』は存在していたのでしょうけれど、単にそこに目を向ける機会がなかったようにも思えます。

伊豆半島の南端で暮らし始めた私たちふたりが、そんな『網』に目を奪われたのはきっと、それらが生き生きと使われている様子が、キラキラと輝いて見えたからなのでしょう。
『みかん網の手提げ』(2010年)

こちらは「みかん」などの、農作物を入れるための網が素材となって生まれたアイテムです。
『連尺バッグ』(2010年)

こちらは海産物を入れるためによく使われている網。

『KNOT bag』(2011年)

これは畑に張られた、タヌキ除けの網でできています。
『KNOT bag SLIM size』(2016年)

こちらは、獣の目から畑の様子を見えなくするための、目くらましの網が素材となっています。

これら汎用的な資材としての網は、いっさい装飾的な意味合いを持たない、純粋な色で製造されています。

「赤」「青」「緑」「黄」

私たちはこのアノニマスな色使いに、素材としての愛らしさを感じます。
『みかん網の手提げ』ミックスカラー
『連尺バッグ』ミックスカラー

2色の網を重ね合わせることによって様々な色が見えてきますが、これらもあくまで汎用的な資材そのものの色から導き出されるものです。

たかだか『網』の生き生きとした姿。そして汎用的な色の意外な愛らしさをデザインに取り込んだTARASUKIN BONKERSの『網』のバッグ。

<BBB&>

この夏こそ、TARASUKIN BONKERSの『網』のバッグを、ぜひ。