2015/11/03

県道115号線

 こんにちはタラスキンです。

庭に生えているシュロの木が、ずいぶんと大きくなった。

この庭を作ったとき、根元にしゃがむとヤシのような葉っぱが
ちょうど頭の上にあったのだけれど、今では背伸びをしても
葉っぱには届きそうもない。

さて、良く晴れた祝日。
毎日、家の中での作業が続いたものですから、久しぶりに
山歩きに出かけることにしました。
 無人販売小屋。

隣町の松崎町へ行く道すがらに在る、小さな無人販売小屋。
お金を、空き缶の中に入れて購入する仕組み。

今日は『さつまいも』と、『みかん』が置いてありました。
 『みかん』。

無人販売小屋の前には、『みかん』畑が広がっていて、
その、さらに先には青い海が広がっている。

もちろん、小屋で売っているのはこの畑の『みかん』です。
山歩きのお供に、『みかん』1袋、100円で購入。
 小さな神社。

無人販売小屋から、車でさらに15分ほど走りますと
松崎町の道の駅『花の三聖苑(さんせいえん)』につきます。
ここに車を停めて、「行けるところまで歩く」事にしましょう。

まずは道の駅『花の三聖苑』の裏にある『山神社』へお参り。

ちょうど秋のお祭りが行われていて、
普段は閉じているはずの社の木戸が開いていました。
 山歩きスタート。

この先の、県道115号線を行きます。

県道115号線は、
伊豆半島の西岸の松崎町から、東岸の河津町へ、
伊豆半島を横切るように通っている峠道で、
数年前から「落石」のために、通行止めのままとなっている。

通行止めの道を、行けるところまで歩いて行こうという行程。
15分ほど歩くと、急に山深い雰囲気になる。

『大沢荘・山の家』

木造の橋の先にある、露天風呂です。
秘湯の趣がたっぷり。
さらに、1時間ほど歩きました。 

県道115号線は、数キロ先で通行止めになっているので、
最後の集落を過ぎると、ぱったりと人影がなくなる。

山深い杉林。

道は延々と上坂りで、物音ひとつしない暗い杉林が続く。
 わさび沢。

所々に、わさび沢が現れたり。

ヒタヒタと水が流れ落ちる、ヒンヤリと蒼緑色のわさび沢が
より一層、山深い静けさを醸したりして。

なんとなく陽も傾いているような・・・。
 およそ3時間が経ちました・・・。

これと言う、見晴らしの良い眺めもなく、
暗~い木々の間を行きます。

はっ!
い、いつの間にか足元が砂利道になっている。
 わずかに、木々の間からの見晴らし。

県道115号線は、たぶんこのあたりの「落石」のために
通行止めとなっているようなのですが、
そもそも、普通の車では通れそうもない砂利道なのでした。

おもむろに道路は下りに差し掛かって、
どうやら峠を越えたようです。
帰ろっと。

出発したのが13:00頃だったので、3時間歩いて16:00。
帰りも同じ時間がかかるとすると・・・19:00。

そんなわけで、
帰り道は、『天の川』を眺めながら歩く羽目になるのでした。