こんにちはタラスキンボンカースです。
今日は冬の山歩きをしましょう。
あまぎ~ご~え~・・・の天城峠へやって来ました。
国道414号沿いの水生地下(すいせいちした)駐車場から
出発して、八丁池(はっちょういけ)までの往復登山です。
モタモタしていたので、出発したのが11時30分でした。
出発地点から10分ほど歩くと、このトンネルに出ます。
トンネルの右わきの登山道を登ってゆきましょう。
あまぎ~ご~え~。
少し登ると、ブナとヒメシャラの林に出ます。
すっかり葉が落ちた林の中は明るく、足元は落ち葉でふかふか。
ブナの木は巨木が多く、風格がある。
ヒメシャラは金色にピカピカと光る幹が、とても美しい。
シカ。
途中、倒木に腰かけて靴の紐を結び直していると、
「キーッ!!」という声が聞こえた。
見ると、遠くの茂みの中からシカがじーっとこちらを見ている。
「キーッ!」と返事をしてやると、「キーッ!!」とまた鳴く。
しばらくそうして遊んでいたけれど、おなかもすいたので出発。
「もう行くね」と声をかけて歩き始めます。
こずえの間から富士山が見えます。
八丁池でお昼ご飯を食べる予定なので、時間を見ながら。
シカに出会ったのが12時20分なので、すこし早足で。
気持ちの良いブナ林。
わりあい平坦な、丘陵を越えるような箇所が多く、
道らしい道というよりケモノ道に近い。
よく目を凝らさないと道がわからなくなるので注意。
出発してからちょうど2時間ほど歩くと、
辺りが開けてきて、八丁池に到着。
展望台から、八丁池を見下ろせる。
向うには富士山と雪を頂いたアルプスの山々が見えています。
八丁池は、森の中にぽっかり空いた穴のように丸い池。
凍っている。
標高は1173メートル。
歩いているので温かいのですが、足元の土も凍っています。
池のほとり。
いい場所を探して、お昼ご飯にしましょう!
池を一周してみます。
八丁池は一周870メートル(八丁)なのでそうです。
水はどこからも注ぎ込んでおらず、雨水が滲み出して
いるようで、ほとりのあちこちが湿地の雰囲気でした。
こんもりと育ったスギゴケや風に揺れる草。
14時30分。そろそろ下ることにします。
帰りは別のルートで降りてゆきます。
巨木のブナがお出迎え。
林の中では、手袋をはずして木々の幹に触れながら歩きます。
木の体温というか、(温かいわけではない)
なぜかとても安心するのです。
帰りの道も迷いそうな落ち葉の中をゆくので、
表土に見える人に踏まれた根っこを目印に歩いてゆきます。
16時30分に到着。およそ4時間+お昼1時間。
高低差は500~600メートルほどでしょうか。
新緑の春も気持ちよさそうなコースです。