今日は昼にかけて、だんだん天気が良くなってきました。
きのうで仕事がひと段落した僕たちは、さっそく山歩きに。
コーヒーを入れた水筒を用意して出かけます。
まずは家の裏の小道を登って行きます。見上げるとトンビ。
トンビはいつも青い空をくるくる、くるくる気持ちよさそうです。
半分狩。でも半分遊びのようにも見えます。
とっても大きい鳥ですが、カラスによく追いかけられています。
見た目よりも、やさしい鳥なのかもしれません。
裏山を少し行くと、大きな大きなマテバシイの林に入ります。
6階建てのビルくらいある、巨大な木々。
そんな、大きな大きな木々に囲まれて立っていると、
自分がとってもチッポケな生きものになった気がします。
高い幹のずっと上の方に、網目のような樹冠が広がります。
マテバシイの大きな落ち葉と、大きなどんぐりを踏みながら
大きな樹冠の下をザクザク、ザクザク歩いていると、
チッポケな僕は、なんともいえない安心感に包まれます・・・。
僕たちの大好きな場所で、「シイノキ山」と呼んでいます。
田んぼと畑をかこむ、10軒ほどの集落。
どの家の庭先も、木々がきれいに刈り込まれています。
石垣や道路わきには、すきまなく野の花が咲いていました。
タイヤの中にでさえも・・・。
人々のていねいな暮らしぶりが覗われます。
小さな田んぼで、おじさんがひとり、ポツリ・ポツリ・・と、
一つまみの苗を植えています。点々と、とってもきれいに。
クワでなで付けた泥土の畦は、数ヵ月後の夏、
草に覆われた、緑の小道になります。
小さな田んぼの畦は、やさしい曲線を描いています。