こんにちはtarasukinです。
今日は週に一度の買出しの日。お弁当を持って出かけます。
昨日から、どこに行くか何を買うかと、楽しみな僕たち。
(実際は、食品と日用品を買うだけなのに・・・。)
この日は伊豆半島の西側、松崎町方面へ向かうことに。
途中、いつもは車で通り過ぎてしまう「雲見温泉」を散策します。
伊豆半島は、下田市のある東側と、松崎町のある西側とでは、
異なる雰囲気をもっています。
東側は、白い砂浜とヤシノキ。西側は富士山とマツノキです。
西側の「雲見温泉」は、100戸ほどの温泉旅館街で、
富士山を望む松の生えた海岸が、昭和の海を感じさせます。
集落のほとんどが旅館や民宿で、旅館に囲まれた細い路地が
迷路のようにくねくねと続いています。
路地のそこかしこでは、簾の上で岩海苔が干されていました。
めずらしそうに(ものほしそうに)眺めていると、民宿の奥さんが
一枚、バリバリむしって食べさせてくれました。
「こっちは岩海苔で、こっちはハバ海苔よ。」
ハバ海苔というのはハンバ海苔などとも言いますが、
伊豆など海沿いの地域で、ある時期にしか採れない岩海苔。
1枚2千円とか5千円とかいう高価なもので、
東京などでは、あまり流通はしていません。
その味と香りは、一度食べたら忘れられないものです。
ゆっくり炙って、くしゃくしゃに揉んで
温かいご飯にのせて、お醤油を少したらして食べます。
それがたくさん干してあります。いいなぁ。
雲見の漁港。
路地を抜けると、小さな海岸に出ます。
べっ甲色の暖かい砂浜では、おじいさんと海鳥が休憩中。
砂浜のはずれにある漁港は小ぢんまり。
ぷかぷかと浮かんでいる船の下の砂がはっきりと見えるほど
海の水は澄んでいます。
僕たちは岩の上に腰掛けて、持ってきたおにぎりをぱくり。
海の上の富士山を眺めながら、
こんな幸せな昼ごはん、何回食べたんだろうね、って。