2009/12/02

岬の先まで

こんばんはtarasukinです。これはウバメガシの小道。
 
先日、bonkersがウォーキング用の靴を僕にプレゼントして
くれました。まだだいぶ先のはなしですが、誕生日のって。
で、bonkersは自分のも一緒に買ったのだそうです。では新しい
靴で歩きましょう。と、午後3時、仕事を片付けて出かけました。
 
まず港まで下ってゆき、それから防波堤の脇を登って行きます。
そこはウバメガシの群落。背の低い木のトンネルが続きます。
カリカリサクサクとウバメガシの硬い落ち葉とどんぐりを踏む音。
晴れた空、乾いた空気、カリカリ・・・・・。なんとも気持ちのよい。
ウバメガシは備長炭の原料となる木。姥目樫という字を書く。
小さくて硬い葉っぱに、盆栽のような枝振りがかわいらしい。
小道を登ったり下ったりしつつ、ぐるりと岬を巡ってゆきます。
新しい靴はとても軽くて歩きやすい。カリカリサクサク・・・。
木々の間からは、すき通る蒼い海が見え隠れ。
夏にはこの辺りで泳ぐこともできます。
岬は3つ、4つあって、ひとつまたひとつと、それを越えて行くと、
小道は急な上り坂になります。そして徐々に高いところへ。

ウバメガシのトンネルが突然ひらけ、頭の上には大きな空。

荒涼としたススキの原っぱには、海風に耐えるマツの木。
そして静かに広がる水平線です。
家を出てから1時間。そろそろ日没。しばし海を見つめます。

持ってきたリンゴを半分に割って、ふたりでかじりながら、
水平線に陽が沈んで行くのを見届けてから家に帰ります。
岬のてっぺんからは尾根を通って行くと、もう直ぐに家です。